手触りがサラサラで艶々の美髮の秘訣はトリートメントと誤解しがちですが、本当に美しい髪を生み出すのは地肌をケアするシャンプーにあります。
シャンプーにこだわることが理想の髪への何よりの近道になります。そこで今回は、シャンプーの種類を次項にわけてご紹介。
- ボタニカルシャンプー
- ノンシリコンシャンプー
- スカルプケアシャンプー
- 香り重視のシャンプー
- オーガニックシャンプー
人気のシャンプーを筆頭にシャンプーの基本的な働きを見直していきましょう。
はじめに.シャンプーの役割とは
髪を美しくするのはトリートメントと思いがちですが、それは誤解です。髪の育成を妨げる地肌の汚れを取るのがシャンプーの役割。
今ある髪のダメージを補修することにより、地肌環境から整えて、これから生える髪を健康にすることが美髮を作る大前提。
そのためシャンプー選びが何よりも美髮を作るのには大切なんです。地肌を痛めることなく汚れを落とせるものを選ぶのがおすすめ。
地肌の状態によっては刺激が強くなってしまったり洗浄が強い成分が使われているものもあるのでシャンプーの種類を把握しておくことで、自分の地肌にあったものを選ぶことができます。
2017年におすすめするシャンプーの種類を特徴を含め紹介していきます。どんな髪になりたいかに合わせみてください。
1.2017年の大ヒット!ボタニカルシャンプー
ここ数年、ヘアケア界のヒットワードとして脚光を浴びているボタニカル。
ボタニカルシャンプーの特徴
植物由来にこだわったナチュラルな処方と使い心地の良さに加え、髪への手応えにも磨きかかった印象でボタニカル人気は今後もしばらく続きそうです。
おすすめ①成分は文句なし!ちょっときしみがちモイストダイアン
- 成分|★★★★★
- 使い心地|さっぱり感
- 仕上がり|★★★★
公式サイト ボタニカルシャンプーリフレッシュ&モイスト
997円/ 480ml 主な成分:スルホコハク酸
植物由来のエキスや天然オイル、穏やかな洗浄成分配合で、成分評価はいいのに洗い上がりにきしみが少しあります。
おすすめ②ボタニカル=低刺激じゃない!植物由来成分の配合が多いだけのラックス
- 成分|★★★
- 使い心地|人によっては地肌がかゆい
- 仕上がり|★★★
公式サイト ラックスボタニカルピュア
997円/450g 主な洗浄成分 ラウレス硫酸Na
きめ細かな泡でさっぱりした洗い上がりだけど、指どおりは少し引っ掛かりを感じました。天然オイルやキス配合もしているシャンプーですが、洗浄成分がラウレス硫酸Naなのが刺激が強めです。
人によっては地肌にかゆみを感じてしまうかもしれません。
ラウレス硫酸Naとは
ラウレス硫酸Naは、高価なアルコールと硫酸化剤でできていて泡立ちが強いのが特徴。肌が弱い人やダメージの強い髪の毛の方は注意が必要です。
2.美髮の第一歩!ノンシリコンシャンプー
シリコンは髪をコーティングするコート剤。多くのヘアケアや日焼け止めにも使われています。ただ、髪や頭皮につきやすいというのがあるので、残留してしまいがち。
かなりしっかり洗い流さないと頭皮トラブルの原因にもなり、ノンシリコンシャンプーがスポットを浴びています。
ノンシリコン入りだからって悪いシャンプーというわけではありません
シリコンの最大の特徴としては、キューティクルを保護してくれる優秀なコート剤。シリコンの主な成分はジメチコノールやアモジメチコンなどです。
- 髪のツヤを出すためのコーティング
- 指通りがなめらかになる
- キューティクルのダメージを軽減
- 髪の流れを揃えてまとまりやすくする
- 量が正しければ適度なしっとり感
髪のツヤが欲しくてシリコン入りのシャンプーやトリートメントを適量以上につけると効果は逆効果。
使い方が難しいと感じた方やカラーリングをしてないナチュラルな黒髪の方はノンシリコンシャンプーがおすすめです。
おすすめ①保温・補修成分配合のヌーディオーラ
- 成分|★★★
- 使い心地|洗い上がりきしむ
- 仕上がり|★★★★
公式サイト ヌーディーオーラノンシリコンシャンプーうるおい
1996円/600ml 主な洗浄成分 ラウレス硫酸Na
保湿と補修の有効性の高いリビジュアクオタニウムやヘマチンを配合しているのに、洗浄成分が強めのラウレス系なのが残念。
おすすめ②植物系オイル配合のレヴール
- 成分|★★★★
- 使い心地|サラツヤ系
- 仕上がり|★★★
公式サイト レヴールリッチ&リペアノンシリコンシャンプー
777円/550ml 主な洗浄成分 オレフィン
植物系のオイルやエキスをふんだんに配合するも、洗い流すとほとんど残らないのが洗い上がりが少しきしみを感じます。乾かすとサラサラになるけどパサつきも感じることがあります。
3.薄毛や白髪の不安にはスカルプケアシャンプー
ヘアケアの中でも、ここ数年勢いが止まらなののがスカルプ系のシャンプー。頭皮のベタつき・かゆみ・乾燥・ニオイ・薄毛・白髪など幅広い悩みに対応したシャンプーはそのブランドからも発売されています。
おすすめ①頭皮までしっかり洗えるリセット用シャンプーベーネ
- 成分|★★★
- 使い心地|スッキリさっぱり
- 仕上がり|★★★★★
公式サイト ベーネプレミアムブルーリアクリアスパシャンプー
972円/480ml 主な洗浄成分 オレフィン
泡立ちはよく、頭皮までしっかりと泡が届いてさっぱりと洗えます。皮脂や汚れを吸着することができるホワイトクレイ配合しているので、洗い上がり頭皮がかなりスッキリ!
きしみもなく、しなかやな仕上がりです。ただ、殺菌剤の配合があるため評価はちょっと下がりました。
おすすめ②さっぱりするけど刺激は強めメリットシャンプー
- 成分|★★
- 使い心地|地肌スッキリ
- 仕上がり|★★★
公式サイト メリットピュアンナチュラル&スローシャンプー
783円/425円 主な洗浄成分 ラウレス硫酸アンモニウム
地肌の汚れを落とすことを第一にリニューアルされたメリットピュアン。3タイプシャンプーは発売されましたが、以前と成分はほぼ変わっていません。
パッケージを若者向けにして、香りも少し変わりました。洗浄力は高く、爽快感が味わえるエタノールが多めなのも変わらないため、頭皮の汗がきになる人が使うなら問題ないですが、乾燥肌の人や毎日使うのは避けた方が無難です。
4.ケアもいいけど香りもこだわりたい!香り重視シャンプー
シャンプーコンディショナーは、髪の仕上がりに負けず劣らず香りも重要。お風呂での幸せ気分になれるし、残り香で印象アッップも狙えます。香り重視!という肩に2017年デビューのグッときたシャンプーをご紹介。
おすすめ①国産の椿オイルが上品な香りライフアンドピュア
- 成分|★★★★
- 使い心地|しっとり上品な香り
- 仕上がり|★★★★★
公式サイト ダメージケアシャンプーライフアンドピュア
2300円/250ml 主な洗浄成分アンホ酢酸Na
果実と花の女性らしく上品な香りにうっとりできる香りにもこだわったシャンプー。国産の椿オイル配合で軽やかな美髪へ。
5.頭皮に最も優しいオーガニックシャンプー
オーガニックとは、農薬・化学薬品・肥料を使っていないことなのですが、シャンプーは泡立ちや洗浄という作用が必要なので、天然素材だけでシャンプーを作ることは不可能。
基本的にはオーガニックシャンプーの基準は定められていません。なので、ブランドによって成分のばらつきは多く選ぶ側の基準が大切になってくるのです。
本当におすすめするオーガニックシャンプーのみを紹介していきます。
おすすめ①成分の75%がオーガニック認定成分ジョンマスターオーガニックシャンプー
- 成分|★★★★★
- 使い心地|しっとり感
- 仕上がり|★★★★★
公式サイト ジョンマスターオーガニックL&Rシャンプー
2400円/236ml 主な洗浄成分ヤシ油由来
保湿力の高いヤシ油由来の洗浄成分が度によって泡立ちがより楽に。
オーガニックシャンプーの中でもきしみがないのでストレスを軽減しています。さらにダメージをケアする植物性たんぱく質(ライスプロテイン)潤いを与えるアマニ・ヒマワリ・ホホバオイルを配合し、毛先まで滑らかな髪へと導いてくれますよ。
おすすめ②アミノ酸系洗浄成分で頭皮に優しくきしみもないラ・カスタ
- 成分|★★★
- 使い心地|きしまない
- 仕上がり|★★★★
公式サイト ラ・カスタアロマエステヘアソープ21
2160円/300ml 主な洗浄成分オフレフィン
泡立ちが良くて、洗っている最中もハーブのスーッとする香りが漂いとっても心地がいいです。洗い上がりもきしみがなく指通りがとっても良くなります。
6.髪がきれいだと若見えできる
シャンプーにこだわりを持つことで、根本的に美髪への関心が高いということです。髪の印象が、美しく艶々でサラサラであることで見た目印象はぐっと若く見えちゃうんです。
逆に言えば、整った顔立ちでも髪がボロボロだと老けて見えがちだということ。
髪質は生まれ持ったものが人それぞれありますが、カラーやホットカーラーなどで傷んでしまっている人も少なくありません。
傷んだ髪はたった一回の美容室では回復しないのが現実。毎日使うシャンプーをしっかり選ぶことがとても大切になります。
7.まとめ
髪質って人によって違うので、流行のシャンプーが必ずしも相性がいいとは言えないもの。実際使ってみて1本1本がつるんとなめらかになるのがわかったり、乾かした後も髪が潤いに満ちていて、子供の頃の髪質を思い出せるシャンプーが最高の一本のはずです。