ミネラルファンデーションは肌の負担が低く、クレンジングを使わずに石鹸だけでオフできる事から、敏感肌の方や肌へ負担をかけたくない方の人気を集めています。実際につけてみると、さらっとした涼感肌がつくられ、UV対策もSPF25〜50/PA+++と高く紫外線が気になる季節にぴったりのファンデーションです。
では、このミネラルとは何をさす事なのでしょうか?ミネラルファンデーションとオーガニックファンデーションの違いも含め解説していきます。お気に入りのミネラルファンデーションを見つける事ができます。
1.ミネラルファンデーションのミネラルとは?
ミネラルファンデーションはシリコン、オイルが入ってない為にクレンジングは石鹸のみで落ちるファンデーションをさします。
- ミネラル=鉱物(無機物)
ミネラルファンデーションのミネラルは主に酸化鉄・酸化亜鉛が使われており、ほとんどのメイク用品に入っています。これらは天然の鉱物(ミネラル)であり、身体の機能を維持するために欠かせない成分なのです。ミネラルファンデーションに使用される一般的な鉱物の成分を解説していきます。
酸化チタン
クレイ粘土に含まれている鉱石。白色の塗料、絵具、釉薬、化合繊用途などの顔料として使われます。紫外線のA波を反射、B波を吸収する働きを持つ成分で、光の屈折率が高く、肌のデコボコをカバーしてくれる効果も期待できます。
酸化亜鉛
軽い白色の粉末で、高純度のものは透明で水に不溶で、化粧品や医薬品として用いられています。白色の顔料として用いられる成分で、収れん・消炎作用を持っています。防腐性やUVカットの効果も得られます。
マイカ
きらら、きらとも呼ばれ日本名で「雲母」と呼ばれる天然岩鉱物。非常に微細な粉状にできるため、肌にパールのような光沢感を出したり、キメを細かくする効果があり、薄くはがれるのが特徴です。
シリカ
吸水性が低いので、アイシャドーやファウンデーションといった化粧品において湿気による固形化を防ぐ役割として使用されるほか、安定化などの目的でクリームや乳液に使用されます。また硬度が高いことを利用し、歯磨き粉に研磨成分として用いられることも。
毛穴を目立たなくしたり、感触を良くする成分。また、皮脂や汗を吸収したり、不透明にする性質があります。シリカは土や水中など身の回りに溢れているもので、毒性はなく、安全な成分だといわれています。
一般的なミネラルファンデーションに使用されやすい鉱物4つを紹介しました。基本的には『100%ミネラル』がコンセプトのものがおすすめですが、そうではない質の良くないファンデーションもあります。
次項では、質の良いミネラルファンデーションの見極め方法を解説します。
2.質の良いミネラルファンデーションの見極め方法
「100%ミネラル」と謳いながら、それ以外の成分が含まれているミネラルファンデーションは実はあります。ミネラ製品名に「ミネラル」と付けている製品を選ぶ際に、成分表示をチェックすることが大事です。以下のような成分が入っていないか確認してください。
酸化防止剤
酸化防止剤は製品中の成分の身代わりとなって酸化されることにより、製品そのものの酸化を防止する役割なのが特徴です。例えば食品、化粧品、合成樹脂、ボディソープなどに使用されています。ジブチルヒドロキシトルエン・パラクロルフェノール・オルトフェニルフェノールなどは肌が弱い人は避けた方がよいです。
タール系色素
タール色素(タールしきそ)は、染料あるいは合成着色料の一種。食品、医薬品、口紅などの化粧品、衣服などの工業製品などの着色料、食品添加物として使用され、赤○○・黄○○・青○○・○色○号のように表示されています。
現在は、石油精製の際に得られるナフサを原料とした化成品から生産されています。石油から分離・合成された合成色素。発がん性やアレルギー、シミ・くすみなどの原因が懸念されます。
合成界面活性剤
肌バリア機能を壊し、乾燥を招くので注意。ラウリル硫酸ナトリウム・ステアリン酸グリセリル・PEG~・ポリソルベート20などがあります。
パラベン・エデト酸・フェノール
防腐剤として添加。刺激が強く、湿疹やかゆみの原因になることもあります。
以上のような成分が入っているものは、ミネラルファンデとは言えません。ミネラルファンデ=アレルギーが出ないというわけではもちろんありません。ミネラルが鉱物由来の成分だった場合、金属アレルギーの人は反応するので気をつけて下さい。。
3.最大のメリットが『肌に余分なものをつけない』である根拠
メリット|使用成分が少ない
ネラルコスメは「肌に余分なものをつけない」ことがコンセプトなので、配合されている成分は4~7種類と本当にシンプル。表示成分の数がやたら多いものは、「偽物かもしれない」と疑ってみると良いでしょう。
メリット|シリコン、オイルが入ってないので毛穴を塞がない
ミネラルファンデの良いところはシリコン、オイルが入ってない為にクレンジングは石鹸のみで落ちると言うことです。ヘタすればぬるま湯のみで落ちてしまう。そしてシリコンが入っていないので毛穴を塞ぎません。
メリット|洗顔料・ぬるま湯で落ちる
クレンジングなしで落とすことが可能なので肌への負担が少ないですが、この場合、洗顔料で落ちないタイプの日焼け止め、BBクリーム、化粧下地などを使っている場合はクレンジグは必要です。
メリット|紫外線対策に合理的
ミネラルの特徴として紫外線を拡散させる働きがあるので紫外線が気になる季節には、特別ミネラルファンデーションの使用は合理的です。
4.オーガニックコスメとどちらが肌に優しいのか?
- オーガニック=有機物
- ミネラル=無機物
でわけられ、どちらも天然で肌に優しいモノといったイメージがありますが、実は意味するものは全然ちがいます。特に日本の化粧品基準ではオーガニックを認定する基準法はありません。有名なところではヨーロッパ・オーストラリアにはオーガニックコスメ認証団体(国際有機認定機関)があるので、かえって外国の商品のほうが信用性が高いかもしれません。
どちらが肌に優しいかどうかでは、個人によりますが、天然だから肌に良いというのはイメージなだけで一般的な平均よりはトラブルが少ないといったところです。
5.ミネラルファンデーション比較
製品名 | ヴァントルテミネラル UVファンデーション | ETVOSのミネラル UVAパウダー | オンリーミネラル 専用ブラシ |
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価格 | 3564円 | 完売中 | 2050円 |
機能 | SPF50+PA++++ | SPF50PA++++ | SPF50+(医薬部外品) |
特徴 | 高SPFなのにサラサラ | ロングUVAを70%以上 ブルーライトを65%以上カット | メイクの上から化粧直ししても 綺麗な肌を演出 |
製品名 | MiMC ミネラルパウダーヴェール | タイムシークレット ミネラルUVパウダー | レイチェルワイン ミネラルファンデーション |
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価格 | 3880円 | 1944円 | 3240円 |
機能 | SPF19PA++ | SPF50PA++++ | SPF27 PA+++ |
特徴 | ミネラルファンデでの高級ライン | SNSで写真をアップ した時に写りがよい | とにかく透明感が抜群 |
6.まとめ
ミネラルファンデーションをつかうなら安心して使えるものがいいですよね、そのためには、石鹸で洗い流せるタイプでミネラル100%であることを確かめその上で成分表示もチェックしておきましょう。使い心地は個人の感想ですが参考になります。肌本来の魅力をできるだけ隠さずに生かすことができるファンデーションで涼感肌に仕上げてください。