「メイクは女性だけのもの」そんな風潮も大きく変わり、日常のシーンでもメイクやスキンケアを取り入れる男性が増えてきました。
女性のメイクは「可愛く見せる」といったことが目的なので「盛り」傾向にありますが、男性の場合は「アラを隠して好感度をアゲる」こと。
例えば、目の下のクマやニキビ跡を少しカバーするだけで、清潔感がUPし表情も明るく見えます。
ほんのちょっとのメイクで確実に「イケメン」に近づける、メンズメイクの基本をマスターしましょう!
1.仕事でもOK!メンズがするべきデイリーメイクの4つのポイント
男性がメイクするときのコツは「かっこよく見せようとしないこと」。
その理由は、気合が入りすぎると失敗するから!メイクするときは、「肌のアラ、色ムラ」「眉」を整えることを意識すると上手くいきます。その上で、気になるところのみ、手を加えるようにしましょう。
今回の撮影でも一切の無修正、ノーファンデーション。
今までのメンズメイクは”中性的メイク”か、”舞台メイクしかなかったけど、これからは日常的に使える『爽やかメイク』の時代が来る! 爽やかメイクのブログも更新中→https://t.co/dWWPCcMVYx#メンズメイク pic.twitter.com/zsmpCQCJOS— 爽やか度アップアドバイザー@タカハシ氏 (@MensBeautyPlan) 2016年12月23日
①眉
あか抜けない原因であるボサボサ眉は、カットして長さを揃えましょう。形をつくるのではなく、まずは長さを整えるだけでもすっきりします。
②クマ・ニキビ跡・赤味など
クマや赤く残ったニキビの後、目尻や小鼻周りの赤味など、顔の色ムラになる部分は、コンシーラー(部分用ファンデーション)でカバーしましょう。顔色が均一になるだけで清潔感が出ます。
③ブロンザー(髪の生え際)
額の髪の生え際、フェイスラインに、ダークカラーのシェードカラーをサッとひと刷毛するだけでOK。
フェイスラインが引き締まり、小顔に見えます。健康的に見せる効果も。
④アイライン
好みにもよりますが、目元の存在感を高めたいひとは、上まぶたのまつ毛の隙間を黒いアイライナーで埋めてみましょう。目立たないのに、目ヂカラをグッと強めることができます。
2.用意するもの
2-1.シザーor眉用シェーバー、アイブロウペンシル
眉を整えるのに必要なのは、長さを整える眉用の小型シザーです。無印良品などで手に入ります。
不器用な人は、眉用シェーバーのほうが使いやすいでしょう。
眉毛の生えムラや眉尻を整えるアイブロウペンシルもあると便利です。色は、髪の色に近いもの(チャコールグレー、ダークブラウンなど)を選べば自然です。
<GB メンズアイブロウキット>
出典: マンダム公式
メーカー:マンダム 価格:ノープリントプライス
<パナソニック マユシェーバーキット>
出典:パナソニック公式
メーカー:パナソニック 価格:オープン価格
2-2.ダークカラーのコンシーラー
部分用ファンデーションであるコンシーラーは、スティックタイプで肌に近い色か、若しくは肌より少し暗めの色を選びましょう。
ある程度カバー力のある固い感触のものがおススメです。汗や皮脂に強い処方のものがおススメです。薬用タイプならニキビの上から使ってもOK。
<石澤研究所 メンズアクネバリア 薬用コンシーラー>
出典:石澤研究所
メーカー:石澤研究所 価格:1,300円(税抜)
2-3.パウダー
コンシーラーの表面のベタつきを抑えて落ちにくくしたり、汗や皮脂による顔のテカリを抑えることができるパウダーは、メイクの仕上げ用として必須。
つけると透明になるベビーパウダーや自分の肌の色よりやや暗いパウダーファンデーションを選ぶとよいでしょう。
<資生堂 スポッツカバールースパウダー>
出典:資生堂公式
メーカー:資生堂 価格:1,944円(税込)
2-4.アイアライナー
アイライナーはもっと目をはっきり見せたいという人向け。使用する場合は、ウォータープルーフタイプなどの落ちにくいものを選びましょう。初心者さんはブラックのペンシルタイプが使いやすいでしょう。
<メイベリン ラスティングジェルライナー エクストラスリム>
出典:メイベリン公式
メーカー:メイベリン 価格:1,200円(税込)
2-5.クレンジング
メイクをしたら、必ず必要なのがクレンジング(=メイク落とし)です。アイブロウペンシルやコンシーラーなどのコスメには、顔料や色素が含まれているため、通常の石鹸や洗顔フォームでは落ちません。
メイク汚れが肌に残ると、ニキビや肌荒れ、痒みなどトラブルを引き起します。クレンジングシートでも十分なので、メイクをした日は必ずクレンジングを行いましょう。
3.メイク方法
道具を揃えたら、早速メイクを始めてみましょう。
まずは、眉の形から整えてみましょう。それだけでも顔立ちがすっきり垢抜けるのを実感できるはず。そのあと、TPOに合わせて、コンシーラーやシェーディングなどを取り入れていきましょう。
3-1.眉
眉メイクで気をつけたいのは、極端に細くなることや、不自然に角度がついてしまうこと。細眉や角度のついた眉は、子供っぽい印象になる上、目を小さく見せてしまうので避けた方が良いでしょう。
出典:役立つ情報ブログ
- 眉のまわりに生えている産毛をカットする。シェーバーを使っても良いでしょう。
- 眉山が三角形になっている場合、山の上の部分だけカットし、なだらかに整える
- 眉が細くなっている部分や毛の生え方にムラがある部分だけ、ペンシルで描き足す
- コームをあて、眉の下にはみ出ている毛だけをカットし、揃える
- 眉尻も同様に行う
- 眉頭はコームを眉の下から当て、上にはみ出ている毛だけをカットして揃える
3-2.肌
コンシーラーをつけるべき場所は主に3か所。スティックで直接塗り、指でぼかします。少量ずつ使うことがポイントです。コンシーラーを塗った場所には、上からパウダーで抑えておくと、落ちにくくなります。
<コンシーラーを使う場所>
出典: アンチエイジングの神様
- 目の下:クマやくすみを隠し、若々しく見せてくれます
- 小鼻脇:小鼻周りの赤味をコンシーラーでカバーすることで、垢抜けた印象になります
- シミ・.ニキビ跡:色素沈着している部分を隠すことで、清潔感のある印象になります。
- 髭のあと:髭を剃ったあと、青っぽくなるなどの悩みがある場合もコンシーラーでカバーできます。
- 髭を剃った上からコンシーラーを塗り、指でなじませれば目立たなくすることができます。
3-3.シェーディング
顔に立体感を出し、小顔に見せたい時にはシェーディングを行ってみましょう。用意するものは大き目のフェイスブラシとダークカラーのパウダーファンデーションかシェーディング専用のパウダーです。
<シェーディングのやり方>
出典: メンズのための美容ブログ
- ブラシにシェーディング用パウダーをとる
- フェイスライン、額の髪の生え際に、ブラシでサッとパウダーをつける
- より引き締めて見せたいときは、頬骨の上のチークゾーンにもひと刷毛する
3-4.アイライン
目の存在感をUPさせるアイライン。リキッドとペンシルタイプがありますが、初心者さんはペンシルタイプがおススメです。皮脂・汗につよいウォータープルーフタイプが良いでしょう。ただし、ウォータープルーフタイプでもこすると滲むので、メイク後はあまり触らないように注意!
<アイラインの入れ方>
出典: ourAge
- 指でまぶたを持ちあげ、まつ毛の間が見えるようにする
- アイライナーの先端でまつ毛の間を埋めていく。線を引かないことがコツ
- 最後に綿棒ではみ出た部分をオフし、なじまる
4.クレンジング方法
メイク用品を使った日はクレンジング(=メイク落とし)が必須です。メイク用コスメは、通常の洗顔フォームでは落ちにくく、毛穴の奥に残りやすいもの。しっかり落とさないと、ニキビ、肌荒れ、かゆみなど皮膚トラブルの原因になります。
メイクをした日は、専用のクレンジングでメイクを落とした後、洗顔フォームで洗顔するW洗顔を行いましょう。部分的なメイクならメイクをした部分だけ、クレンジングシートで拭き取ってもOKです。
5.ビジュアル系メイク
中性的なイメージを目指すなら、韓国男性のメイク方法が参考になります。
ポイントはやっぱりアイメイク。一重まぶたが多い韓国男性は目尻にアイシャドウをぼかし、目を横に大きく見せています。さらにアイラインで目元にインパクトを出せば、切れ長のクールな目元の完成です。
<用意するもの>
- ベージュのアイシャドウ
- チャコールグレーのアイシャドウ
- 黒のアイラインペンシル
- アイシャドウようのチップかアイシャドウブラシ
<アイメイクのやり方>
出典:styleHaus
- まつ毛の間をアイラインペンシルで埋める
- まつ毛キワを指や綿棒でぼかす
- ベージュのアイシャドウを目のキワにひと刷毛、塗る
- ベージュのアイシャドウをまぶた全体に重ねる
- 目の際にグレーのアイシャドウでラインを描くように重ねる
- 下まぶたの目尻にグレーのアイシャドウを入れ、目尻を囲む
- 最後に指でなじませて完成
<ノーズシャドウ&リップ>
彫を深く見せ、鼻をもっと高く見せたい!という人には、ノーズシャドウとハイライトをいれてみましょう。シェーディング専用カラーと白やベージュのパウダーアイシャドウとアイシャドウブラシがあればOKです。
<ノーズシャドウ入れ方>
- アイシャドウブラシにシェーディング専用カラーをとる
- 眉頭の下から鼻の付け根までシェーディング専用カラーを入れる
<ハイライトの入れ方>
- アイシャドウブラシにハイライトカラーをとる
- 眉間から鼻の中央にスーッとハイライトカラーを入れる
- 指でぼかしてなじませる
<リップメイクのやり方>
- リップクリームで唇を保湿する
- コンシーラーを唇全体に薄くのせ、唇の色を消す
- ダークレッドの口紅やグロスをごく少量指でのせる
- 上からティッシュで押さえ、自然な血色に見せる
6.メンズメイクの注意点
メイクをするときは、TPOが大事。仕事やデート、写真撮影などで清潔感をアピールしたいのか、イベントなのでメイクが必要なのか、誰にどう見られたいのかを考えることがポイントです。
特に眉メイクやアイメイクは、鏡を見ながら少しずつ行っていきましょう。眉カットなどを一気に行うと失敗しやすくなるので注意は必要です。
7.まとめ
眉メイクに自信がない人は理容室や美容院でもカットしてくれるので、プロに任せてみましょう。ニキビや赤味などの肌トラブルは、悪化する前に病院で治療しておきましょう。
本格的にお手入れしたいときは、思い切ってメンズエステを利用するのも良い方法です。