美肌づくりにつながる正しいメイク落としの選び方とオフ方法

スキンケア

毎日のお化粧の後のお手入れとして欠かせないのがメイク落としですが、どのような基準でメイク落としを選んでいますか?
リーズナブルなものやCMで気になった商品、パッケージがかわいい商品、ずっと同じものを使い続けているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
“美肌づくり”に直結するイメージの基礎化粧品やベースメイクに比べて、意外とメイク落としは軽視されがちですが、実は、メイク落としは美肌づくりのための、大切な化粧品のひとつなのです。
メイクを落としきれず、肌に残った状態になると、皮膚の代謝を妨げ、シミやしわ、色素沈着など肌トラブルを引きおこすことになります。
またしっかり落とそうとして、強くこすって洗い流したりしていては、肌へ負担をかけることになってしまいます。
肌に負担をかけず、汚れをしっかりと落とすこと、つまり、正しいメイク落としを選ぶことは美肌づくりのための第1歩にもつながるのです。
そこで今回は正しいメイク落としの選び方のポイントや年代肌別に相性の良いメイク落としタイプ、合わせて知っておきたい肌に良いメイク落としの方法やおすすめのアイテムもご紹介します。
ご自身に合ったメイク落とし選びの参考にしてみてくださいね。

【もくじ】
1.メイク落としの5つの種類と特徴
2.メイク落としを選ぶポイント
3.年齢肌別に相性の良いメイク落としタイプ
4.肌にやさしいメイクの落とし方
5.おすすめのメイク落とし7選

1.メイク落としの5つの種類と特徴

メイク落としを選ぶ前に、まずは基礎知識として、メイク落としの5つ種類と特徴をご紹介します。

クレンジングオイル

クレンジング力が高く、メイク落ちに関しては最も優秀なのがオイルタイプです。
そこまで濃くないアイメイクであれば、オイルで充分に落とせます。
ただし、オイルが多い分、界面活性剤も多く含んでおり、肌への負担が大きいです。
またしっかり洗い流さないとニキビの原因にもなるため、敏感肌やニキビ肌の方には向いていません。

クレンジングリキッド

オイルの次にクレンジング力が高いです。
またオイルフリーのタイプもあるため、まつげエクステをつけていている方でも使えて便利です。
オイルよりもさっぱりした使用感が特徴で、お風呂場でも使えるタイプも多く販売されているため、利便性も高いです。
ただし、やはり肌への負担も少なくないため、敏感肌の方には向いていません。
またヌルつきがないため、潤いをプラスする効果があまりなく、乾燥肌の方にも向いていないといえるでしょう。

クリームタイプ

メイク落ちと肌へのやさしさのバランスが最も良いクリームタイプです。
しっとりした使用感のものが多いため、乾燥肌の方にも向いているといえるでしょう。
ただしバッチリメイクを落とすほどのクレンジング力はなく、メイクと馴染ませるのに時間がかかるという不便な一面もあります。
そのためメイクが濃いめの方やニキビ肌の方には向いていません。

ミルクタイプ

非常に肌にやさしいため、敏感肌の方に向いているのがミルクタイプです。
ただし、薄いメイクしか落とせない場合が多いです。
メイクがきちんと落ちていないと肌トラブルにもつながるので、ミルクタイプを使用する場合は、時間をかけてしっかり落とすようにしましょう。
また水分に弱いため、お風呂場では使えないのがデメリットといえます。

ジェルタイプ

オイルフリーの水性ジェルは、まつげエクステにも使えます。
また肌への摩擦を抑えられる質感が特徴であるため、お肌にもやさしいです。
ただし、ジェルは商品によって成分や配合量に違いがあるため、水分や油分、オイルの配合量を確かめてから、自分に合うものを選ぶ必要があります。

水クレンジングタイプ

拭きとって落とせるタイプなので、何よりも手軽であることが特徴です。
中にはコットンを自分で用意する必要がないシートタイプもあります。
「よくメイクしたまま寝てしまう」という方には、テレビを見ながら、ベッドで寝転がりながらなど「ながらメイク落とし」ができるため、オススメです。
ただし、水クレンジングとはいうものの、内容はリキッドとほぼ同じなので、肌への負担は大きめです。
さらにコットンやシートで拭きとる時に摩擦が生じるため、刺激も強いです。
「メイク落としが面倒な時だけ」など限定的に使うのが良いでしょう。

2.メイク落としを選ぶポイント

メイク落としを選ぶ上で、一番のポイントは、ベースメイクとアイメイクは別物と考えることです。

2-1.アイメイク用のメイク落としの選び方

ウォータープルーフのマスカラにつけまつげ、アイライン、アイシャドーと最もメイクを重ねているのが「目元」といっていいでしょう。
だからこそ、アイメイクは専用のポイントメイクリムーバーを使って最初に落とすのがオススメです。
そうすれば「マスカラが落ちていない気がする」といったトラブルを簡単に防ぐことができます。
さらにアイメイクをしっかり落とすためだけに「クレンジング力の高い商品」を選び、肌に負担をかけることもありません。
アイメイクを別物と考えてメイク落としを選ぶだけで、肌にはやさしいのです。
おすすめのポイントメイクリムーバーもご紹介していきますので、参考にしてみてください。

2-2.ベースメイク用のメイク落としの選び方

ベースメイク用のメイク落としはベースメイクの濃さに合わせて選ぶようにしましょう。

●ウォータープルーフタイプのものを使っている場合

ウォータープルーフタイプのものを使っているなら、クレンジング力の高いオイルタイプまたはリキッドタイプがオススメです。
ちなみに日焼け止めもベースメイクに入りますから、夏だけウォータープルーフの日焼け止めを使っているという方は、その時期だけでもクレンジング力の高いメイク落としを選ぶようにしましょう。
とはいえ、刺激が強く肌への負担も大きいため、敏感肌の方はベースメイクから見直したほうがよさそうです。

●ウォータープルーフタイプのものを使っていない場合

ウォータープルーフではないベースメイクをされている方は、クリームタイプまたはミルクタイプがオススメです。
クレンジング力は高くありませんが、肌への負担が少ないため、肌にやさしい商品です。

3.年齢肌別に相性の良いメイク落としタイプ

次は年齢肌別に相性の良いメイク落としタイプをご紹介します。

20代の肌|オイルタイプ

バッチリアイメイクをする方が多い20代は、さらに皮脂の分泌も活発でメイクが崩れやすいため、ウォータープルーフタイプの化粧品を多く使っている方も多いのではないでしょうか?
そのため、敏感肌やニキビ肌・乾燥肌でない限りは、しっかりメイクを落とせるクレンジングオイルがオススメです。

30代の肌|ミルクタイプ

20代のころとは大きく肌質が変わってくる30代です。
シミや小ジワができ始めることもあります。
また皮脂の分泌が減ってくるため、乾燥が急に気になるようになったという方も多いです。
そのため、肌に負担をかけずにしっかりとメイクを落とし、さらには皮脂を残すことが必須。
クリームタイプやミルクタイプを選び、保湿をしっかりしましょう。
また、公私ともに忙しい人が多いのではないでしょうか。
時短のためにも、肌への負担を軽減するためにも、ダブル洗顔は避けて、ひとつでメイク落としも洗顔もできるタイプを選ぶのがオススメです。

40代~50代肌|無添加のメイク落とし

40代~50代のお肌は保湿力だけでなく、ターンオーバー機能も低下してくるため、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸、グリセリンなど、保湿成分がたっぷり含まれており、肌にやさしい成分が使われているものを選ぶようにしましょう。

4.肌にやさしいメイクの落とし方

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「肌になじませて洗い流せばいいのでは?」「コットンで拭きとるだけでしょ?」なんて思っている方は、効果的な使い方ができていない可能性大です。
正しい使い方をしなければ、クレンジング効果が期待できないばかりか肌を傷めてしまうこともあります。
ここでは洗い流すタイプと拭きとるタイプ、それぞれの肌にやさしいメイク落としの方法をご紹介します。
ぜひ今日の夜から実践してみてください。

洗い流すタイプのメイク落とし

【Step.1】手を清潔にする

ご存じの通り、手はさまざまな菌の温床です。
だからこそ、まずは手洗いをするところから始め、肌トラブルの原因となる菌をしっかり落としておきましょう。

【Step.2】アイメイクなどのポイントメイクを落とす

ポイントメイクリムーバーを使って、アイメイクや口紅・グロスを落としましょう。
特に濃いメイクをしている可能性がある場所は、先に落とす習慣を身につけることが大切です。
そうすることで、ベースメイクを落とすためのメイク落としを選ぶ時に、クレンジング力の高さだけで選ぶ必要がなくなるからです。

【Step.3】手のひらにメイク落としを出す

適量は商品によって違いますので、必ず、パッケージに書いてある規定量を出すようにしましょう。
また注意書きに「乾いた手のひらで」と書かれている商品を使う場合は、しっかりとタオルで水気を拭いてから商品を手に取りましょう。
少しでも水分が手に残っていると効果が半減してしまいます。
ミルクタイプ・クリームタイプを使う方の場合は、顔につける前に手のひらでミルク・クリームを揉んで温めるのがポイントです。
手や肌の温度によって水分を蒸発させることで、メイクや皮脂と馴染んで落としやすくなるのです。

【Step.4】Tゾーンから肌に馴染ませる

肌の負担を軽減するため、比較的強いTゾーンから肌に馴染ませていき、Tゾーン全体についたら、少しずつ範囲を広げていきます。
この時、手のひらではなく、中指と薬指を使って円を描くように、全体に馴染ませていくのがポイント。
中指と薬指を使う理由は、最も肌に圧力をかけなくて済むためです。

【Step.5】ぬるま湯を少し手にとり顔全体に馴染ませる

ここがメイク落としの効果を高める最大のポイントです!
洗い流す前に少量のぬるま湯を手にとって、全体に馴染ませていきましょう。
中指と薬指でくるくる円を描いていくと、オイルやリキッド、クリームなどが乳化して白く濁ってくるはずです。
乳化することで、本来反発し合うメイク落としと水が肌に馴染み、メイクを落としてくれます。
ぬるま湯を使うのは毛穴を開きやすくするためと乳化を促すためです。

【Step.6】ぬるま湯で洗い流す

洗い流す時もぬるま湯がベストです。
冷水だと毛穴がふさがってしまいますし、お湯だと必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥肌を引き起こします。
またこの時、ごしごしと擦らないのがポイントです。
手や指を使わずにぬるま湯を顔にパシャパシャと軽くかけるくらいでOKです。
ダブル洗顔が必要なものは、この後、よく泡立てた洗顔料で洗いましょう。

【Step.7】水分を拭く

清潔かつ柔らかいタオルで水分をやさしく吸い取ってください。
この時、決してゴシゴシしないようにしましょう。
タオルで拭くというよりも、タオルで水分を抑えるイメージです。

拭きとるタイプのメイク落とし

【Step.1】~【Step.4】までは洗い流すタイプと同じです。
それ以降のステップを見ていきましょう。

【Step.5】コットンで拭きとる

こするのではなく、なでるイメージで拭きとっていきましょう。
汚れたコットンは使いまわししないのがポイントです。
ケチらずに新しいコットンを使ってください。
また時間に余裕があれば、コットンではなく蒸しタオルを使うのもオススメです。
水を含ませたタオルを電子レンジで40秒~50秒ほど加熱すれば、蒸しタオルの出来上がり!
その蒸しタオルを顔全体にあてます。
ぬるくなってきたら、そのタオルでクリームやジェルを拭きとっていきましょう。
1度ではすべてとれないので、なるべくキレイな部分を使いながら、全体を拭いていってください。

【Step.6】洗顔する

よく泡立てた洗顔料で洗顔します。
その後、清潔かつ柔らかいタオルで水分をやさしく吸い取ってください。
この時、決してゴシゴシしないようにしましょう。
タオルで拭くというよりも、タオルで水分を抑えるイメージです。

5.おすすめのメイク落とし7選

1000円以下で買える! 肌にもやさしいコスパ抜群のメイク落とし

商品名|ウテナモイスチャー コールドクリーム

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メーカー名|ウテナ
容量|250g
参考価格|775円
特徴|大容量で安いにもかかわらず、メイクはもちろん毛穴の奥の汚れまでしっかり落としてくれると評判です。
アロエエキスやホホバオイル、オリーブオイルなどの天然成分を配合しており、肌にやさしいのも特徴です。
敏感肌や乾燥肌の方にオススメ。またマッサージクリームとして併用もできるコスパ抜群の商品です。
販売サイト|utena

商品名|無印良品 マイルドオイルクレンジング

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メーカー名|良品計画
容量|200ml(50mlのお試しサイズや400mlの大容量タイプもあります)
参考価格|742円
特徴|オリーブオイル・ホホバオイルや、うるおい成分であるあんず果汁・桃の葉エキスを配合。
クレンジング力の高いオイルでありながら、天然成分たっぷりの無香料で肌にやさしい商品です。
少し馴染ませる時間を置けば、ウォータープルーフのマスカラも落ちると評判! コスパ抜群です。
販売サイト|無印良品

アイメイク専用ならコレ! ポイントメイクリムーバー

商品名|うる落ち水クレンジング アイメイクアップリムーバー

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メーカー名|マンダム
容量|145ml
参考価格|850円
特徴|ウォータープルーフマスカラもこすらず、きれいに落とせると評判です。
しかも安くて、ドラッグストアやスーパーなどに置いてあるため、どこでも手軽に手に入るのもポイントです。
また肌の薄い目元に使うものだからこそ、成分にもこだわっています。
具体的には吸着性ヒアルロン酸やビタミンB・E誘導体を配合し、防腐剤フリー、無香料・無着色。肌にやさしい商品です。
販売サイト|マンダム

角栓や毛穴の黒ずみが気になる方はコチラ!

商品名|シュウウエムラ フレッシュシャインクリア クレンジングオイル

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メーカー名|シュウウエムラ
容量|150ml
参考価格|2900円
特徴|メイクや皮脂の油性汚れはもちろん、毛穴の奥までスムーズに洗い上げるのが特徴。毛穴の汚れが頬などからもポロポロとれて、洗い上がりはしっとり!
またダブル洗顔が不要なので、お手軽です。値段は張りますが、その効果は抜群。毛穴パックやピンセットなどで肌をいじめる前に、ぜひ使っていただきたい商品です。
ただしオイリー肌向けに作られた商品なので、乾燥肌の人は避けたほうが良いでしょう。
販売サイト|shuuemura

潤い肌を保ちたい方はコチラ!

商品名|Grace & Lucere プレミアムクレンジングオイル

クレンジング
メーカー名|メビウス製薬
容量|200ml
参考価格|3780円
特徴|脂肪酸(界面活性剤)は不使用。皮脂膜を保護し、潤いとハリのある肌を実現できるのが特徴。
原価が高く、一般的に販売されているクレンジングの5~6倍もの価格になってしまうため、宣伝などはせず、上質なものを求める人にだけ販売を続けてきた結果、美容のプロや、モデル、タレントなどが愛用し始めたことで話題となり、今では追加生産に追われるほどの人気商品になっているそうです。
合成界面活性剤を一切使用せず、天然の植物オイルと純金をはじめとする高級美容成分を贅沢に配合しているため、メイクはしっかりと落ちるのに、肌の潤いは残してくれるという、パーフェクトなクレンジングオイルです。
販売サイト|Grace & Lucere プレミアムクレンジングオイル

ヒリヒリ肌をなんとかしたい乾燥肌の方はコチラ!

商品名|D.U.O ザ クレンジングバーム


メーカー名|D.U.O
容量|90ml
参考価格|初回定期便1800円
特徴|クレンジングだけでなく、洗顔や角質ケア、マッサージケア、トリートメントの5つの機能を兼ね備えているのが特徴。
コスメ専門サイトでも抜群の支持を誇り、多くの雑誌で特集を組まれるほど人気の商品です。
界面活性剤や合成香料、アルコール、石油系油脂などが無添加で作られており、肌にやさしい商品であるため、刺激に弱い乾燥肌の方に最適といえます。
販売サイト|D.U.O

 オイリー肌・ニキビ肌の方はコチラ!

商品名|オルビス クレンジングリキッド

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メーカー名|オルビス
容量|150ml
参考価格|1333円
特徴|100%オイルカットであるため、ニキビの原因となるアクネ菌を繁殖させません。
また、オイルのぬるつきがイヤというオイリー肌の方にはさっぱりした使用感が好評です。
濡れた手でも使えるため、お手軽である点も人気の秘密。低刺激ではありますが、クレンジング力の高いリキッドですので、しっかりメイクの方にもオススメです。
販売サイト|オルビス

老け顔に気をつけたい敏感肌の方はコチラ!

商品名|スキンアップ リキッドクレンズ

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メーカー名|スキンアップ リキッドクレンズ
容量|120ml
参考価格|2500円
特徴|配合成分に徹底的にこだわったリキッドタイプのクレンジング。
お肌に負担となる合成香料、アルコール、着色料は一切使用していません。
オイルを一切使用していないリキッドタイプなのに、高洗浄力で、濃いメークも力を入れずにこすらず、するりとメークオフできます。
リキッドタイプなので、濡れた手でも使用できます!
さらに、美容成分をたっぷり配合し、透明感アップ、エイジングケア、保湿ケアができてしまう優れもの!クレンジング後も、お肌がつっぱらないため、乾燥が気になる方も安心して使用することができます。
販売サイト|ディセンシア

6.まとめ

自分に合ったメイク落としを選び、正しいメイク落としの方法を実践することが、美肌づくりへの第1歩となります。
多少手間はかかるかもしれませんが、まさに「継続は力なり」でお肌は必ず改善していきます。
今回の記事を参考に、メイク落とし選びから見直していただけると幸いです。

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