唇が乾燥しやすい人は注意! OKリップケア・NGリップケア

スキンケア

正しいリップケア、できていますか?保湿ケアだと思ってやっていることが、実は乾燥をひどくしている場合があります。唇が乾燥しやすい人は、特に注意が必要です。そこで今回は、NGリップケアと正しいリップケアの方法をご紹介します。

1.唇が乾燥する6つの原因

1-1.空気の乾燥

顔の皮膚の中でも極端に角質層が薄い唇は、空気の乾燥の影響をダイレクトに受けます。特に冬場は、外の空気が乾燥しているばかりでなく、暖房の影響で室内も常に乾燥ぎみであるため、日頃からまめな保湿ケアを行う必要があります。

1-2.唇を舐める

唇が乾燥でカサカサになっていると、つい舐めて唇を湿らせようとしてしまいます。しかし、濡れた唇の水分が蒸発するときに唇にもともとあった水分まで奪われ、乾燥が悪化してしまいます。

1-3.紫外線

唇には、メラニン色素を生成するメラノサイトという細胞がほとんどありません。メラニン色素は、紫外線のダメージからお肌を守ってくれる大切なもの。しかし、唇ではメラニン色素がほぼ作られないため、唇は紫外線に対して常に無防備な状態で、日に焼けて荒れることが乾燥の原因になっています。

1-4.水分不足

日頃あまり水分を飲む習慣がない人や汗をかきやすい人は、体が水分不足の状態に陥っている場合があります。体内の水分が不足すると、それに伴って唇も水分不足となり、乾燥しやすくなります。水分の1日の摂取目安量は約1.5lだといわれています。数回にわけてこまめに摂取するようにしましょう。

1-5.食生活の乱れ

不規則な食事や添加物ばかりの食事など、乱れた食生活が習慣化していると、胃腸の機能が低下してしまうことも。胃腸の状態は唇に現れるため、胃腸の負担を軽減することで唇の乾燥が改善する場合があります。
また、栄養バランスが偏った食事ばかりとっている人は、特にビタミンB群の不足に注意が必要です。ビタミンB群には、肌や粘膜の健康を保つ働きがあり、不足すると唇の乾燥につながる恐れがあります。

1-6.口唇炎

常に唇の乾燥に悩まされているような人は、ただの乾燥ではなく口唇炎かもしません。口唇炎はアトピーが原因で起こるほか、ケアアイテムや化粧品に含まれる成分に反応して起こります。原因となっている製品の使用を中止すれば徐々に改善されていきますが、それでも唇の状態に変化がない場合は、皮膚科医の診察を受けましょう。

2.それ逆効果! 乾燥を促進させるNGリップケア

2-1.1日に何度もリップクリームを塗る

冬場などはリップクリームを持ち歩き、気がついたときにこまめに塗るようにしている人も多いと思います。実はこれ、唇の乾燥を悪化させる間違ったリップケアなのです。
唇を含め、私たちの体の細胞は常に古いものから新しいものへと生まれ変わっています。これをターンオーバーといいます。肌がダメージを受けてしまっても、このターンオーバーが正常に働けば、新しい皮膚が再生されます。
1日に何度もリップクリームを使うことは、唇のターンオーバーを阻害しているのと同じこと。唇が、常に乾燥している状態になってしまいます。リップクリームを使うのは、多くても1日5回まで。塗り過ぎには十分注意しましょう。

2-2.UVカットのリップクリームを常に使っている

紫外線から唇を守ることは、乾燥対策として重要です。そのため、日中にUVカットのリップクリームでケアすることは正しい方法だといえます。しかし、UVカットタイプのリップクリームは、皮膚への刺激が強いことも事実です。帰宅後や就寝前などにも使っていると、唇に負担がかかっている場合があります。自宅で使うものは、UVカット成分が含まれていない製品にして使いわけるようにしましょう。

2-3.1本のリップクリームを半年以上使う

リップクリームには、使用期限があります。未開封であれば3年ほどですが、一度開封してしまうと半年ほどで劣化してしまいます。劣化したリップクリームを使い続けると、唇の乾燥や荒れがひどくなるため、もったいないと思っても半年を過ぎたものは使用を避けるようにしてください。
唇に直接リップクリームをつけると、雑菌が繁殖しやすく劣化が早まります。唇に直接塗るならば、使用後はこまめに拭くようにするか指や綿棒を使って塗るようにすると、長く使えるようになります。

3.カサカサからぷるぷるに! OKリップケア

shutterstock_134770784

3-1.唇が乾燥する前に塗る

そもそもリップクリームは乾燥を防ぐことが目的のケアアイテムなので、すでに乾燥している唇に塗ってもあまり効果がありません。唇が乾燥する前に、予防の保湿ケアとして塗るのが本来の使い方です。
すでに乾燥で荒れてしまった唇には「第3類医薬品」と表記があるリップクリームが効果的。唇のケアに有効な成分が含まれているため、傷ついた唇を回復させることができます。

3-2.リップクリームを温めてから塗る

こまめにリップクリームを塗ることが間違ったケア方法であるもう1つの理由として、リップクリームを唇に擦りつけることで、摩擦により唇を痛めてしまうことが挙げられます。これは、冬場などの固くなったリップクリームをそのまま唇に塗りつけることも同様です。リップクリームを塗るときは、先端を少し温めてから唇にあてるようにすると良いです。

3-3.リップクリームは縦に塗る

リップクリームは、横にスライドさせて塗る人がほとんどではないでしょうか。しかし、唇をよく見てみると、縦にシワが入っていることがわかると思います。このシワに沿って縦方向に塗るようにすると、リップクリームの成分を唇のすみずみまで行き渡らせることができます。
また、シワに沿って塗ることには、摩擦を軽減する意味もあります。唇全体にしっかりとなじませるには、指を使ってマッサージするように塗り込むとさらに効果的です。

4.乾燥しやすい人におすすめのリップケアアイテム

4-1.シスレー バーム コンフォール

imgres
バームタイプのリップクリームで、有効成分が内部までしっかりと浸透し、しっとりとした唇に整えてくれます。口紅を塗る前のベースとして活用すれば、グロスもいらないくらいにツヤのある唇になります。

4-2.フレッシュ シュガー リップ トリートメント アドバンス セラピー

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-07-9-53-42
驚くほど軽いつけ心地でつけていることがわからないくらいですが、少量でもしっかりとうるおってくれるリップクリームです。少々値段はお高めですが、実際に使ってみると納得の効果を実感できます。

4-3.ベタガード

特に唇の乾燥が気になる方におすすめしたいのが、ワセリンです。ワセリンは石油を精製して作る油で、医療用としても活用されるほど、非常に高い保湿力を持ちます。しかし、ワセリンは油なのでベタつきがあり、基本的に使用感はあまりよくありません。このデメリットを解消したのが、ベタガードです。
高純度のワセリンとホホバオイルを組み合わせることで、ワセリンの高い保湿力は保ちつつも、さらさらなつけ心地であることが特徴です。また、ほのかなローズマリーの香りは天然由来の香料を使用しているため、食事の味を邪魔しないこともメリットといえます。

5.まとめ

いかがでしたか?記事の中でご紹介したNGリップケアは、日常的にやっている人も多いのではないでしょうか。毎日正しいケアを行っていれば、乾燥に負けないぷるぷるの唇を作ることができます。ぜひ、参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました