年齢とともに気になるのが、お肌のたるみ。
ふとした瞬間に鏡を見て「こんなにたるんでたっけ…?」と、肌のハリのなさに落ち込んでしまいますよね。 肌のたるみを解消したいけど、何から始めていいのか分からない…。
そんな方のために、今回は「自宅できるリフトアップ方法」から「プロの手を借りる方法」まで幅広くご紹介します。
それぞれの手間や費用、効果が実感できるまでの期間もあわせて説明していきますので、自分にあった方法を見つけてくださいね。
1.お肌のリフトアップ方法
お肌のリフトアップ方法は、セルフケアからクリニック治療までさまざま。ひとつずつ見ていきましょう。
1−1.自宅でできるリフトアップマッサージ
- 親指をあごの下に置き、あごの下から耳の後ろに向かって、フェイスラインをなぞります(左右5セット繰り返し)
- 次に3本の指で、耳の後ろから首の根元までリンパを流すようなイメージで押し流していきます(左右5セット繰り返し)
- 唇の下から頬の肉を耳に向かって押し上げるようにしてマッサージ(左右5セット繰り返し)
- 目元の下の肉を内から外に流すようにマッサージ。目上の肉も同じようにマッサージしていきます。
◎効果がでるまでの期間:
早い人では、マッサージ後すぐに効果を実感できることもあります。ただ一時的なものであり、ハッキリとした効果は見込みづらいでしょう。持続させるためには毎日続けることが必要になります。
◎手間:
1日15分程度。毎日続けることが大切です。
◎費用:
もちろん無料。自宅でお金をかけずに行なえるのがマッサージの特徴ですが、無理なマッサージや力が強すぎるのは肌によくありません。乾燥肌の方や肌につっかえるという方は、クリームをつけながら行なうことをオススメします。
・商品名:megami no lifty-lifty(メガミノリフティリフティ)
・メーカー名:RBP REAL BEAUTY PRODUCT
・費用:15g・1,680円
1-2.スキンケア
肌がたるんでしまうのは、肌の水分量やコラーゲン量の不足による乾燥から起きるケースがあります。
肌のうるおいを保つセラミドやコラーゲン、コラーゲン生成を助けるビタミンC誘導体などが配合されている美容液やクリーム、オールインワンを選びましょう。
また目元やほうれい線などピンポイントでケアできる製品もあるため、自分の悩みにあったものを選ぶことをオススメします。
◎効果が実感できるまでの期間:
肌の水分やコラーゲン不足によるたるみであれば、翌日からでも効果を実感できます。ただし生活習慣や筋肉の衰えによるたるみであれば、あまり効果を実感できないかもしれません。
◎手間:
たるみ専用の美容液やクリームなどを、毎日のスキンケアに取り入れるだけです。
◎費用:
5,000円〜1万円(製品によります)
・商品名:アヤナス エッセンス コンセントレート
・メーカー名:DECENCIA(ディセンシア)
・費用:36g・8,100円
通常のセラミドの4倍の浸透力を持つセラミドナノスフィアやコラーゲンの産生を促進する成分が配合されています。ハリ・弾力のある肌に近づきます。
1-3.美顔器
美顔器の中でも代表的なのは、多くの芸能人が愛用しているリファカラット。
その中でも顔のマッサージに適していると言われるのが、リファSカラットです。ボールペンを持つような軽さと細さから使いやすいと評判。
しっかりと顔の肉をつまんでマッサージしてくれるため、日々のマッサージに使う人はもちろん、出かける前やメイク前に顔を引き締めたいというときに使うのにもオススメです。
◎効果が出るまでの期間:
一時的ではありますが、手によるマッサージよりも引き締め効果は強く、リフトライン・フェイスラインなどの箇所はすぐに効果を実感できることも。さらに毛穴の引き締めまで実感したい場合は、毎日ケアを持続させる必要があります。
◎手間:
リファSカラットを用いて、1日15分程度のマッサージを行ないます。こちらも手によるマッサージと同様に、毎日続けることが大切です。
◎費用:
15,660円(税込)
1-4.リフトアップテープ
一時的でいいから、「すぐに顔のたるみを解消させたい」「ハッキリとした変化が欲しい」という方にオススメなのは、リフトアップテープです。テープを貼ることで顔の余分な肉を引き上げることができます。
- 鏡を見ながら、肌のたるみが気になる部分をこめかみや耳の後ろなどに指で引き上げます。
- 持ち上げてみて、理想的なフェイスラインになるポイントを探します。
- ポイントが見つかったら、テープを貼るところの皮脂や汗などをコットンで拭き取り、貼り付けます。
◎効果が出るまでの期間:
テープが貼られている間は効果が現れます。持続はしませんが、即効性が欲しい方にぴったりです。
◎費用:
1,000円〜5,000円
◎手間:
最初は引き上げのポイントを探すのに時間がかかるかもしれませんが、テープを貼るのは5分程度で済みます。
・商品名:かづき・デザインテープ(かんたんスタートセット)
・メーカー名:REIKO KAZKI
・費用:2,480円
1-5.クリニック治療
頬のたるみの悩みを劇的に解消したいとお考えの方は、クリニックなど専門家の手を借りることも一つの方法。頬、目尻の下がり、首回りのたるみなどを取り除く施術としては、フェイスリフトが有名です。
フェイスリフトには大きく分けて、2つのやり方があります。一つは皮膚を切らずに糸などで肌のたるみを持ち上げるやり方、もう一つは余分な皮膚を切り取ってたるみを引き上げる方法です。
切らないフェイスリフトと切るフェイスリフトのどちらを選ぶかは、肌のたるみがどの程度なのか、どのくらいたるみを解消したいと考えているのかといった個人の状況によって分かれます。それぞれのフェイスリフトの施術による効果・費用は以下のとおりです。
◎効果が出るまでの期間:
即日から効果が現れ、3〜4年間ほど持続します。ただし顔の正面から見ると効果が実感しにくいこともあるようです。ハッキリとたるみを解消したいと考えている方の場合、不満が残るケースも。
切らないフェイスリストの場合
◎費用:
1万円〜2万円
◎手間:
施術時間は20分ほど。1回の施術で完了し、手術後の通院は必要ありません。施術後は内出血や傷跡が見られることがありますが、数日後には見えなくなります。
切るフェイスリフトの場合
◎効果が出るまでの期間:
即日から効果が現れ、10年間ほど持続します。ハッキリとした効果を実感できるうえに、半永久的な効果が見込めます。ただやり直しがきかない施術になるため、クリニックや医師を選ぶ際は慎重に行ないましょう。
◎費用:
50万円〜
◎手間:
施術時間は2時間〜2時間半。施術後の当日からシャワーやメイクが可能です。1回の施術で完了し、手術後の通院は必要ありません。
2.たるみナシのお肌をキープするために日頃から気をつけること
◎姿勢を正そう
ふだん猫背になっているという方や、デスクワークでパソコンに顔を近づけて背中が丸まりアゴが出ているという方は、注意が必要です。
このような姿勢の場合、首の前の皮膚が伸びてしまいます。そのため、姿勢を正した時に伸びた皮膚が余って、顔のたるみになってしまうのです。普段から正しい姿勢を意識することが大切。
座っているときは、耳の穴・肩・大腿骨の付け根にある大転子が一直線でつながっていることを意識して座るのが良いでしょう。
◎肌にハリのある食生活を
肌のハリを生み出すビタミンCやコラーゲンはスキンケアだけでなく、食べることでも補えます。ビタミンC、鉄分、タンパク質を多く含む食材を摂取するようにしましょう。
また、アゴを鍛えるためにも食材はできるかぎり硬い状態で食べるのが良いです。
◎表情筋を使おう
顔の筋肉の衰えが、たるみにつながります。
意識して表情筋を使うようにしましょう。オススメなのが「あ、い、う、え、お」トレーニング。1文字ずつハッキリと口を動かしながら発音すると効果的です。
◎紫外線対策はしっかりと
実は紫外線は顔のたるみを引き起こす原因になっていることをご存知でしょうか。
紫外線は活性酵素を発生させて、肌の奥にあるコラーゲンを変性させたり破壊したりするため、肌のハリが失われるのです。外出前はかならず日焼け止めを塗るようにしましょう。
近所に出かけたり洗濯物を干したり、ちょっとした用事のときでも塗ることを忘れないようにすることが大切です。
◎規則的な睡眠を
肌・細胞の再生やダメージ修復に欠かせないのが成長ホルモン。この成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。さらに夜10時〜深夜2時の間は最も多く分泌されると言われており、この時間に睡眠をとることをオススメします。
3.まとめ
肌のたるみを解消する方法や、日ごろのケアで気をつけることをお伝えしてきました。
今はまだ肌のたるみを実感していない方も、生活習慣や食生活が悪ければハリが失われてしまう可能性があります。今からできることを少しずつ意識して取り入れ、たるみのないハリツヤ肌を目指しましょう!