老けて見えるポイントNO.1ともいえるのが、頬から口元にかけてくっきり入ったほうれい線。原因は乾燥や頬のたるみなど、エイジング的なものや、偏った姿勢、かみ合わせ、表情グセなど様々です。
一度目立ってきてしまうと、すぐに消すことは難しいですが、ポイントを抑えたセルフケアを続ければ改善は可能!毎日のお手入れに取り入れたり、メイクで工夫すればほうれい線によるたるみフェイスもカモフラージュできますよ!
1.ほうれい線・たるみをケアする3つの方法
たるみによるほうれい線が気になってきたら、セルフマッサージ・表情筋エクササイズ・コリほぐしの3点からアプローチしていきましょう。
ほうれい線が目立つ原因は1つではないので、様々な角度からケアしていくことが効果的です。
1-1.フェイスライン
老けて見えるほうれい線は、ズバリ、頬のたるみが原因のひとつ。まずは、老廃物が溜まりやすいフェイスラインを中心にマッサージを取り入れましょう。
スキンケア中に、美容液やクリームをつける際に取り入れると、手間もかからず、毎日続けやすいでしょう。フェイスラインマッサージは次項を参考にしてください。
出典:美レンジャー
- 両手を握り、人差し指を折り曲げ、「鍵の手」にする
- 人差し指と親指でフェイスラインを挟む
- そのまま耳の下までやや強めに引き上げる
- 4~5回繰り返す
1-2.表情筋ケア
ほうれい線が深くなる原因は、乾燥によるシワだけではありません。加齢とともに、顔の表情筋が衰える、顔のお肉を支えきれなくなり、下がってくることが一番の原因です。
そこで取り入れたいのが、表情筋を鍛えるエクササイズです。ほうれい線対策には、口の周りにある口輪筋を鍛えるのが改善への近道。専用の器具も販売されていますが、簡単なのは空のペットボトルを使う方法です。できる範囲で毎日続けると効果的です。
ペットボトルエクササイズが手軽に行うことができますよ。
出典: Latimeria
- 500mlの空のペットボトルをくわえる
- くわえた状態で、上下左右に頭を動かす
- 10回を目安に、疲れてきたらストップ
1-3.顔のコリほぐし
顔に老廃物が溜まっていることも、ほうれい線が目立つ原因になります。余分な水分や老廃物がスムーズに流れていないと、むくみが慢性化し、徐々にフェイスラインに蓄積されていきます。その結果、重力で下がり、ほうれい線が目立つようになってしまいます。
そこで習慣にしたいのが、顔のコリほぐしです。老廃物が溜まるポイントである頬骨の下をほぐしていきます。痛みを感じることもありますが、それは老廃物が溜まっている証拠。無理せずほぐしていくことで、すっきりした印象に近づけます。
顔のコリほぐし方法はメイク後テレビを見ながらもできます。
出典:DDmore
- スキンケアの最後、乳液やクリームを使いながら行う
- 頬骨のすう下に手根(手の付け根)をあてる
- 顔の外側まで押していく
- 同じ場所を手根を動かしながらほぐす
- 4,5回繰り返す
2.ほうれい線ができる原因
顔のたるみやほうれい線を防ぐには、エイジングケアやUVカットは必須。それに加えて、いつも口角を下げていたり、頬杖をつくなど、顔をこわばらせていないかも振り返ってみましょう。
2-1.乾燥・たるみ(エイジング)
ほうれい線が目立ってきてしまう原因はお肌の乾燥。肌表面の潤いが不足していると、小じわやパサつきがおこり、ファンデ―ションもヨレやすくなります。さらには、肌表面の乾燥だけではなく、加齢による肌内部の水分(ヒアルロン酸)キープ力の減少も要因の一つです。
さらに、年齢とともにコラーゲン・エラスチンといった弾力繊維の衰え、表情筋の衰えが重なると、たるみが顕著になってきます。ほうれい線をケアするには、スキンケアによる十分な保湿と表情筋を鍛えるエクササイズやマッサージが効果的です。
2-2.紫外線
肌のハリを保つコラーゲン・エラスチンの弾力繊維は、紫外線によるダメージを受けると、衰えが早くなってしまいます。
シミ・ソバカスなどの色素トラブル対策だけではなく、ほうれい線・たるみ・しわ対策としても、毎日のUVカットは必須です。
2-3.クセ(表情・かみ合わせ)
食事中、片側だけで噛んでいる、頬杖をつく、口角が下がっている、かみ合わせが悪いなど、
普段から何気なくやっている姿勢が原因で、ほうれい線ができやすくなることもあります。
身体の全体のバランスが偏ってくると、ほうれい線や、顔のゆがみも引き起こすので、思い当たる人は毎日の姿勢にも注意しましょう。仕事中など、時々表情を変えたり、軽くストレッチしてほぐすことを心がけましょう。
3.たるみが出やすい顔型
特にほうれい線やたるみが顕著に出やすいとされているのが、丸顔さんとたまご型さん。当てはまる人は、早め早めのケアでしっかり対策をしておきたいですね。
3-1.丸顔
ふっくらした印象の丸顔さんは、たるみやすいと言われています。加齢とともに表情筋や肌内部の弾力繊維が衰えることで、顔についているお肉が下がりやすくなります。
また顎周りの骨が小さい人も多いため、二重あごやブルドック型といった、フェイスラインにたるみがはっきり出やすくなります。丸顔の人は、特に口元の表情筋を鍛えるエクササイズを重視しましょう。
3-2.たまご型・面長
顔の横幅に対して、縦幅のほうが長いたまご型・面長さん。理想的な顔の形とされていますが、下方向に顔が長いため、重力の影響を受けやすく、下にさがりやすい傾向にあります。
目元や口元にしわやたるみが現れやすく、ほうれい線ができやすいタイプです。目元や口元の表情筋を鍛え、乾燥による小じわ対策も早めに始めておきましょう。
4.ほうれい線・たるみカバーメイク方法:ベース編
お手入れだけでは、なかなか消えないほうれい線もメイクでカバーすることができます。ファンデを塗りこめるよりも、ライトカラーのコンシーラーやパウダーを活用すれば、見違えるほど肌印象が変わります!
4-1.リキッドコンシーラー
ほうれい線をメイクでカバーするには、ハイライトにも使える、ライトカラーのリキッドコンシーラーがベスト!ファンデ―ションのあと、ほうれい線全体と口角、口元にコンシーラーをのせ、スポンジで叩きこんで密着させます。
ほうれい線の溝をハイライトで飛ばすことで、カモフラージュすることができます。
4-2.カラーパウダー
出典:花王ソフィーナ
メイクの仕上げや、お直しの際に役立つのがカラーパウダーです。ほうれい線部分を明るく整えることで、夕方のお肌のほうれい線もカモフラージュすることができます。
ハイライト用の白パウダーは悪目立ちすることもあるので、ベージュやピンク、イエローなど肌なじみの良いパウダーがおっすめです。ほうれい線の上に直接ブラシでのせると、自然に仕上がります。
5.ほうれい線・たるみカバーメイク方法:ポイントメイク編
気になるほうれい線やたるみは、チークやハイライトを上手に利用することで、カバーできます。特に骨格の印象を左右するチーク、目を引くリップで工夫をするとGOOD!
5-1.チーク
ほうれい線をさりげなくカバーして、顔全体をリフトアップして見せたいなら、チークの入れ方を工夫してみましょう。笑った時に、頬が一番高くなる部分を起点に、頬骨に沿って斜め上にチークをぼかしていきます。
華やかだけど、引き締め効果のあるローズカラーやベージュピンクがおススメです。まん丸チークやおフェロチークはたるみを目立たせてしまうので避けて。
5-2.リップ
トレンドでもあるはっきりした色のリップは、メイクのポイントになって、ほうれい線から視線を逸らすことができます。逆に、肌馴染みの良いヌーディーカラーは、口周りのシワやたるみと同化し、目立たせてしまうので、気になる人は避けた方が無難です。
6.ほうれい線対策コスメ3選
ほうれい線ケアには、毎日のマッサージやエクササイズも大切ですが、スキンケアでもケアしておきたいもの。スペシャルケアとして取り入れられるものや、ほうれい線対策コスメを活用して抜かりなくお手入れしていきましょう。
6-1.商品名:DHC クイック フィルム スムーザー
出典:DHC公式
メーカー:DHC 価格:2,500円(税抜)
おススメポイント:肌の内側に働きかけるのはもちろん、塗っている間もシワやたるみ部分を物理的に引き延ばし、ハリ感を与えてくれる処方です。
メイク前に使うことで、シワやたるみ部分のファンデがヨレたりムラになるのを防ぐ効果もあります。毎日のケアに取り入れやすいクリームタイプなら継続使用できるので、デイリーケアとしておススメです。
6-2. 商品名:オバジ ダーマパワーX コンセントレイトマスク
出典: ロート製薬
メーカー:ロート製薬 価格:7,560円(税込)
おススメポイント:ハリ・弾力感を高める高保湿処方のシートマスクです。潤いだけではなく、マスクを引き上げながらつけることで、リフトアップ効果も期待できます。上下にセパレートされているタイプなので密着力も高く、マスクのクリームがしっかり浸透しやすい造りです。早く効果を実感したい人や集中ケアとして取り入れたい人にGOOD!
6-3. 商品名:プリオール 美リフトチーク
メーカー:資生堂価格:3,024円(税込)
おススメポイント:上品な発色のチークカラーに、ほうれい線や小じわをカバーするハイライトパウダーがセットになっていて、簡単にリフトアップメイクが叶います。
ツヤのでるソフトな質感なので、パサつかず、色も長持ちします。ほうれい線をさりげなくカバーしたいという人やエイジング世代にも使いやすいでしょう。メイク直しにも便利です。
7.まとめ
悩みの種であるほうれい線も、セルフケアを続けることで進行を防げますし、ある程度の改善は見込めます。諦める前に、まずはコツコツお手入れやエクササイズを続けていきましょう。たくさん笑って、笑顔の時間を増やすこともほうれい線撃退のポイントですよ!