白髪染めはしたいけど髪へのダメージを極力減らしたい方におすすめなのがヘナで染める白髪染め。プロの美容師さんの間では常識のヘナカラーですが、知らない人も少なくないですよね。
インドでは薬草の意味を持つヘナですが、日本ではヘアカラーとして愛用している方が増えています。
今回はヘナの特徴とメリットデメリットをまとめました。
1.ヘナとは
ヘナは低木植物の葉を乾燥させ粉末にした染料のことで、原産国としてはインドが有名です。
粉末にしたヘナの粉をオイル等とブレンドし、髪にツヤやコシを与えるのがヘナカラー。ヘナにはデトックス効果があると言われており、髪にトリートメント効果を与え、白髪やくせ毛にお悩みの方にもおすすめなのです。
2.ヘナカラーで白髪染めをするメリット
最大のメリット|カラーを重ねることで髪がボロボロになることを避けることができる
ヘナカラーを選ぶ最大の理由は、ハーブ成分で作られているため髪と頭皮に優しいこと。自然界のハーブが原料のヘナカラーは体にとっても負担が少ないと言われています。
- カラー剤独特の嫌な匂いがしない
- カラーの後もコシやハリを持続してくれる
- カラーリングしても頭皮がヒリヒリしたりピリピリしない
3.ヘナカラーで白髪染めをするデメリット
最大のデメリット|カラーチェンジが不可能に近い
髪や地肌に優しい天然塗料として人気のヘナなのですが、一度ヘナで髪を染めてしまうと他の色へのカラーチェンジが難しくなります。髪の中にあるケラチンとヘナが結びつきやすく髪が変質することでヘナ以外の塗料が入りにくくなってしまうのです。
- 黒髪のところが明るい色に染まらないことがあある
- 染色するのに放置時間が1時間以上必要
- まんがいち、洋服や皮膚についてしまった時に色を落としにくい
- 通信販売の流通が主流なので店頭での購入が難しい場合もある
- ヘナ自体がオレンジ色素が含まれているのでオレンジ色見がかかる
ヘナカラーでの白髪染めはメリットデメリットをしっかり理解し、自分の髪の悩みにあっているかを確認することがもっとも大切です。
4.ヘナカラーで白髪染めする時に必須なパッチテスト方法
これまで使っていた同じヘアカラー材でも、ある日突然アレルギー反応がおきてしまうことがあるので髪を染める毎回パッチテストをするようにしましょう。
- ヘアカラー材を綿棒につけて二の腕に小さく塗りつけます。
- ヘアカラーなので洋服についてしまうのが不安な方はその上から絆創膏を貼りましょう。
- 15分以上放置して、かゆみや赤みの反応がなければアレルギー反応はおきていないかをチェックできます。
かゆみ・はれ・赤み・ブツブツなどの異常があればアレルギー反応を起こしていることになるので使用はやめましょう。
毎回必ず、製品の表示や使用説明書に従って正しくパッチテストを行ってください。
5.おすすめのヘア白髪染め3選
ヘナの白髪染めアイテムといえばテンスター!テンスターは手軽で簡単に白髪染めができるヘナアイテムを発売しています。今回はテンスターのアイテムにしぼって紹介していきます。
放置時間5分|トリートメント感覚でお手軽!ダメージをおさえたい方
染毛力が高いヘナの白髪用ヘアカラートリートメント。白髮に徐々に色合いを与えてくれるヘナの優れた成分を取り入れたトリートメント。
出典:テンスター
普通のトリートメントと同じように使うことで髪のダメージ補修とともに髪にハリ・コシ・ツヤを与えてくれます。テンスターならではの処方が採用されていることにより、色持ちがよく綺麗な仕上がりにしてくれます。
- ライトブラウン|軽やかな仕上がりのライトブラウン色
- ブラウン|華やかな仕上がりのブラウン色
- ダークブラウン|自然な仕上がりのダークブラウン色
- チャコールブラウン|上品な仕上がりのチャコールブラン色
- ソフトブラウン|落ち着いた仕上がりのソフトブラック色
の5色展開になっています。カラー剤独特の香りのアンモニア・ジアミンが不使用なのでイヤな匂いがありません!トリートメント効果に優れたヘナエキスをたっぷり配合し、保湿感をプラスしてくれるシアバターも入っています。
ノンシリコンタイプなので、地毛の方には特におすすめです。
放置時間20分|スピーディーヘナカラーで全染したい方
日本人の髪色にしっくりなじむヘナカラー。全染したい方におすすめです。
- カップの中にぬるま湯を加えてペースト状になるまで混ぜておく
- シャンプーした後の髪をしっかりタオルドライ
- 混ぜておいたペースト状をたっぷり目に塗る
- キャップ(ラップでもOK)を被り20分放置
- ペースとをしっかり洗い流す
- これで白髪染め完了!
生産国:日本 (素原料:インド)
配合成分:ナンバンアイ葉、ハイビスカス花、カマラ、ヘンナ、小麦粉、炭酸Na、アムラ、シカカイ、(+/-)HC赤3、HC黄4、HC青2 参照:テンスター
カップ型のパッケージになっているのでボウルを用意する必要がなありません。
ささっと5分|リタッチしたい方
ブラウン・ダークブラウン・ブラックの三色あるリタッチようのアイテム。スティック状なので乾いた髪に使えます。
出典:テンスター
- 乾いた状態の白髪部分にたっぷり塗る
- 5分ほど放置してから軽くすすぐ
- 時間があれば、シャンプーコンディショナーで完了!
色が薄いと感じたら重ねて行くことで色を細かく調節できます。
6.失敗しない簡単白髪染めのポイント
白髪染めを自宅でおこなう人は失敗しないか心配ですよね。そこでキレイに染まるポイントを知っておきましょう。
地毛の色よりワントーン明るい色をチョイスすると失敗しにくい
初めて白髪染めをする方には特に言えるのですが、地毛よりワントーン明るいカラーで白髪染めをするのがおすすめです。
カラー塗料は、暗い色ほど茶色系の塗料が配合されているので髪への定着が強くなり、カラーチェンジしにくくなってしまうのです。
白髪にも馴染みやすい明るい色の方が色が抜きやすいので自分の髪色よりも明るい色で染めるとあとあとラクなのです。
ヘアカラーだと白髪は染まりにくい
『白髪を染める時白髪染め専用ではなく通常のヘアカラーではダメなの?』
そんな疑問ありますよね。ヘアカラーは黒髪を染めるのは得意なのですが、白髪を染めるのは苦手なアイテム。色持ちも悪いので白髪専用のもので染めましょう。
全体染は月に1回か2回程度が目安
ヘアカラーは体に負担がかかるので1ヶ月に何度も染めるのはおすすめできません。
連続使用は避けて月に1回か2回の使用頻度にしましょう。
7.まとめ
ヘナでの白髪染めはアイテム自体が身近なドラックストアやコンビニエンストアには陳列されていないので以外に知らなかったという方が少なくありません。
ヘナのメリットデメリットを理解して選んでいきましょう。