実は見た目の印象を大きく左右するのは、ベースメイクの質感。最近では、ツヤのある肌が断然人気。
健康的で若々しく見える、抜け感があって頑張りすぎにならない、カジュアルファッションにも合うのがその理由です。そんなツヤ肌をメイクするには、やっぱりファンデーションがマスト。
そこで今回は、ツヤあり美肌をつくるファンデーションについて、選び方や特徴をご紹介します。
1.こんな人におすすめ、ツヤファンデーション
乾燥肌や若々しく見せたい人こそ、ツヤありのファンデーションを使うべき。自然なツヤは顔色を引き立て、肌をキレイに見せてくれます。
1-1.乾燥肌
肌がカサつきやすく、時にはパサついて見えるといった悩みを持つ人には、ツヤが不足している人も多いはず。乾燥が目立つ肌は、小じわやくすみが目立ち、老けて見える可能性もあります。
自然なツヤ肌は肌の弾力、みずみずしさを感じさせ、若々しく見せてくれます。
1-2.健康的に見せたい
血色がよくない、痩せているなどで不健康な印象の人は、メイクで肌にツヤをプラスしてみましょう。
チークで色味を足すよりも、自然で明るく見えます。
1-3.素肌っぽく見せたい
美しい肌の条件の一つと言えるのが、肌の「ツヤ」。
うるおいがあり、キメの細かい肌は、すっぴんでも「ツヤ」があります。そこで、素肌っぽく見せたいナチュラルメイクこそ、自然なツヤを意識!パウダーファンデーションよりも、ベースメイクでツヤが出せる薄付きのリキッドファンデーションなどを使うと良いでしょう。
1-4.若々しく見せたい
小じわや毛穴の開き、乾燥、くすみ、たるみなどの悩みが増えるエイジング世代。
メイクで若々しく見せるには、何よりも「ツヤ」が重要です。特に、頬骨の上からこめかみにかけての「Cゾーン」にツヤがあると、リフトアップして見える効果も。ファンデーションの厚塗りやマットなベースメイクは避け、リキッドまたはクリームファンデーションを使って、うるおいとツヤをキープしましょう。
2.ツヤのでるファンデーションの特徴
ファンデーションでツヤあり肌をつくるなら、リキッドやクリームタイプのファンデーションの方が向いています。それぞれの特徴を知って、使いやすいものを選びましょう。
2-1.リキッドファンデーション
油分と水分のバランスの良いリキッドファンデーションは、ツヤ肌作りに最適なコスメ。パール入りや光を拡散するピグメント効果のあるタイプを選びましょう。
また、水分の含有量が多いタイプはみずみずしい仕上がりになります。ただし、テカリを防ぐさっぱりタイプやセミマットタイプ、カバー力が高いタイプはツヤが出にくいので注意。
2-2.クッションファンデーション
すっかり定着したクッションファンデーションも、ツヤのある肌に仕上げてくれます。下地ナシで使っても色ムラのない均一な肌にメイクできるのが特徴です。メイクの上から使えるので、メイク直しや部分的にツヤを足したいときにも使えます。
2-3.クリームファンデーション
リッチなテクスチャーでハリとツヤの両方を叶えてくれるのがクリームファンデーションです。油分が多いため、乾燥やエイジングが気になる肌の人に向いています。リキッドファンデーションよりも
カバー力が高いので、肌のアラをカバーしながらハリもツヤも欲しい人にオススメです。
3.肌質別:ツヤ肌をつくるコツ
ツヤあり肌を作るといっても、肌質別にポイントが異なります。自分の肌タイプに合ったツヤメイク方法をマスターしましょう。
3-1.乾燥肌・普通肌
皮脂分泌が少なく、乾燥しやすい乾燥肌、普通肌さんは、スキンケアの段階で乳液やクリームを使い、しっかり油分を補給しておきましょう。肌表面が粉を吹いたようになる超乾燥肌さんは、スキンケアの最後に美容オイルを馴染ませるとツヤがでやすくなります。
パール入りの下地やリキッドタイプの下地など、ツヤの出るベースを使うこともポイントです。パウダーファンデーションは避け、リキッドやクリームタイプのファンデーションを使用しましょう。仕上げのパウダーは、プレスト(固形)タイプではなく、ルースパウダーを少量使いましょう。
3-2.混合肌
Tゾーンはテカるけれど、Uゾーンは乾燥するといった混合肌さんには、水分が多めのリキッドファンデーションがオススメです。混合肌の原因は水分不足なので、水分を補給&キープできるファンデーションがマストです。
Tゾーンは皮脂抑制効果のある下地を部分的に使用しておくと、テカリがおさえられます。仕上げのパウダーはパール入りなどの微粒子タイプを選ぶと、ツヤプラス&化粧崩れ対策が同時にできます。
3-3.オイリー肌
皮脂分泌が過剰なオイリー肌さんは、ベース自体はセミマットに仕上げ、部分的にハイライトなどでツヤをプラスすると良いでしょう。仕上げのパウダーは粒子の細かいサラサラしたタイプを選ぶと化粧崩れしにくくなります。
ハイライトは、細かいパールの入ったハイライト用下地をベースに使うか、パウダータイプがおススメです。額や鼻に入れすぎると「テカリ」に見えるので注意が必要です。
メイク前のスキンケアで、水分をしっかり与え、ジェル状の美容液などで保湿をしておくと、テカりにくい肌に改善されていきます。
4.ツヤファンデーションと相性の良いアイメイク
ツヤのあるベースには、しっとりした質感のアイシャドウがマッチ。シアーなパウダーアイシャドウやなじみのよいクリームタイプがおススメです。
4-1.クリームアイシャドウ
ツヤ肌と相性の良い“ツヤまぶた”。といっても、ラメなど輝きが強いものではなく、しっとりしたツヤが出せるものが好相性です。流行中のクリームアイシャドウは、肌への密着力が高く、さりげないツヤまぶたに仕上がります。上からパウダーアイシャドウを重ねても◎。
4-2.単色アイシャドウ
肌のツヤを活かしたいときは、単色アイシャドウでシンプルにまとめると、肌のキレイさを引き立てることができます。顔全体を明るく見せるベージュやピンク、ゴールド系などのカラーがベスト。単色のアイシャドウでもマスカラ&アイラインを使うことで印象的な目元になります。アイメイクがシンプルな分、リップは流行カラーを取り入れても可愛くきまります。
5.ツヤファンデーションの失敗例
ツヤ重視のベースメイクをするときに注意したいのは、テカリに見えることやパサつき。メイク前のスキンケアもしっかり行い、肌状態を整えておくことも大切です。
5-1.ツヤツヤを通り越してテカテカ
パール入りの下地や粉の場合、顔全体につけるとツヤが過剰に出てしまい、テカテカして見えることがあります。シャイニーなタイプのパウダーやベースは部分使いを心掛けましょう。
5-2.パールが浮いてパサパサ
ツヤ出しのために使ったハイライトやパウダーも、肌に密着していないと、浮いて見えることがあります。特に乾燥が気になる人は要注意。小じわに入り込んでしまったり、パールの粒子が浮いたりして見えると肌が汚く、乾燥を目立たせてしまいます。スキンケアでしっかり保湿し、しっとり効果の高いファンデーションで整えておきましょう。
5-3.バランスの悪いポイントメイク
つややかなベースメイクに、キラキラのアイシャドウやグロスを合わせるのはトゥーマッチ。顔全体が光って見えて、くどい印象になってしまいます。ラメ入りコスメは避け、シアーなアイシャドウやラメの入っていないリップなどでバランスの良いメイクを目指しましょう。
6.ツヤ肌をつくるファンデーション3選
現在人気のファンデーションは、自然なツヤが出るタイプ。カバー力や形状に違いがあるので、使いやすいタイプを選んで。
6-1ルナソル スキンモデリングリクイド フィニッシュ
出典:ルナソル公式
メーカー:カネボウ化粧品 価格:5,000円(税抜)
オススメポイント:水分をたっぷり含み、薄くて軽いつけ心地。ベールをかけたようなソフトフォーカス効果があり、自然でつややかな肌に見せてくれます。カバーしたい人はコンシーラーを併用しましょう。べたつきや重さを感じないので、混合肌やオイリー肌の人にも使いやすく、崩れにくいタイプです。
6-2. 商品名:ジルスチュアート ピュアエッセンス クッションコンパクト
出典:eshop
メーカー:ジルスチュアート 価格:3,024円(税込/ケース別)
オススメポイント:極薄の美膜をつくり、自然なカバー力とツヤ感で肌をキレイに見せる仕上がり。豊富な保湿成分とエモリエントオイル配合で、スキンケアも下地もいらない処方です。化粧崩れしやすい人や時短でツヤ肌をメイクしたい人に向いています。メイクの上からツヤを足せるので、仕上げ用としても化粧直し用としてもユースフルな1品です。
6-3. 商品名:メディア クリームファンデーション
メーカー:カネボウ化粧品 価格:1,100円(税抜)
出典:メディア公式サイト
オススメポイント:肌をキレイに見せる効果があり、自然なツヤのある仕上がりに。乾燥肌にもしっとりとしたうるおいを与える高保湿処方です。
シミ、そばかす、毛穴、くすみをカバーして均一な肌に整えるので、エイジング世代の人、肌トラブルが気になる人にも◎。紫外線カット効果も高く、プチプラなのでデイリー使いに向いています。
7.まとめ
ベースメイクがきまると、それだけで1日気分よく過ごせるもの。ほどよくツヤのあるベースメイクは
光を集め、自然に輝く肌を演出してくれます。ポイントメイクを頑張らなくても、華やかに見えるので
女性らしさをアピールしたいときにもおススメのベースメイクです。