ファンデーションが浮く原因は皮脂?ベースメイクテク&メイク直し方法

スキンケア

朝に仕上げたファンデーション、日中鏡をふと見ると、ファンデーションが浮いて崩れている!
ベースメイクのお悩みで特に多いのが、ファンデーションが浮くこと。朝の努力もむなしく、ファンデーションが浮いてしまうのは、主に汗や皮脂、必要以上に重ねた厚塗りファンデーションが原因です。
原因と対策について詳しく見ていきましょう。

1. 朝は完璧だったのに…日中にファンデーションが浮く原因

○汗、皮脂でベタつき、ファンデーションがドロドロに…

ファンデーションが浮く主な原因は、日中に分泌される汗と皮脂です。汗は、特に夏場が多いですが、皮脂は肌が乾燥していると、季節関係なく分泌が多くなります。
肌は、乾燥で潤いが失われると、潤いを補うために皮脂を分泌させます。適度な皮脂の分泌は、肌表面で皮脂膜というバリアになり、様々な刺激から肌を守りますが、過剰に分泌されると、メイクの油分と混ざってしまうのです。
メイクの油分と皮脂が混ざると、ファンデーションが浮くだけではなく、毛穴に詰まってクレンジングをしても汚れが残り、ニキビや黒ずみの元になります。

○ファンデーション、塗りすぎ問題

特に若い女性に多いのが、白浮きするほどファンデーションを塗ってしまうこと。肌を白く見せるため、肌トラブルを隠すためについ厚塗りになっている方が多いのです。
ファンデーションをべったり顔全体に塗ると、その分肌の油分が増え、皮脂と混ざりやすくなり、ファンデーションが浮いてしまいます。

2. 皮脂対策はスキンケアから

○メイク前の保湿ケアは丁寧に

皮脂が過剰に分泌される主な原因は乾燥。乾燥対策に、朝のメイク前のスキンケアは保湿ケアをしっかり行いましょう。
朝は時間がないため、スキンケアは軽めに済ませる程度、という方は少なくありません。朝は時短のオールインワンコスメだけで済ませる、という方もいるでしょう。
しかし、オールインワンコスメは保湿力が低いものが多いので、化粧水と乳液で保湿する方が肌の潤いがアップします。
洗顔後に化粧水をつけたら、乳液を手のひらを合わせて温めてからハンドプレスで肌になじませてください。皮脂が出やすいTゾーンは薄くなじませます。
何度かハンドプレスをして、肌がモチっとしたら数分ほど時間を空けてからメイク開始です。
時間を空けてからメイクをすると、乳液が肌に浸透して、肌が柔らかくなり、ファンデーションが伸ばしやすくなります。

○洗顔後に毛穴を引き締めるテクは無意味?

皮脂を分泌させる毛穴を引き締めるテクがありますが、健康的な肌の毛穴は、基本的には開いている状態なのです。
冷たいタオルや保冷剤を肌に当てるなどのテクは、一時的には毛穴が閉じますが、効果は続きません。
毛穴の開きが目立つのは、主に乾燥が原因なので、保湿ケアを徹底して行った方が毛穴ケアには効果的です。

○乾燥対策に化粧水、乳液はアルコールフリーのものを

アルコール成分が配合された化粧水は、使い続けると肌が乾燥しやすくなると言われています。また、敏感肌の方はピリピリっとした刺激を感じることも。できればアルコールフリーで肌に優しいものを使いましょう。

3. 厚塗りNG! 崩れないファンデーションテクニック

○下地、ファンデーションは点を伸ばすように広げる

下地もファンデーションも、適当に肌に広げると厚塗りしやすいのでNG。
手の甲にとったら、指でパーツごとに点をのせるようにのせ、指で外側に向かって伸ばします。皮脂が出やすいTゾーン、動きが多くてメイクが崩れやすい目元、口元は薄く伸ばしてください。

○パフで優しく叩き込んで密着度アップ!

ファンデーションを全体に伸ばしたら、清潔なパフで優しく叩き込みます。動きが少なく、崩れにくい頰、おでこは軽く。崩れやすいTゾーン、目元、小鼻は念入りに何度か叩き込んでください。
フェイスラインはパフについたファンデーションをひと撫でしてつける程度でOK。
フェイスラインにまでファンデーションを塗ると、能面のようなべったりした仕上がりになるので、パフでぼかすようにつけて、立体的に仕上げます。

○ファンデーションが浮きやすい部分をパウダーでカバー

Tゾーンや小鼻は、皮脂が出やすく、ファンデーションが浮いてドロドロになりやすい部分です。仕上げに皮脂を吸着する性質のパウダーをブラシでのせ、皮脂予防をしましょう。
パウダーは全体にのせても良いのですが、トレンドのツヤ肌に仕上げるなら、ツヤを失わないように皮脂が出やすい部分だけにのせてください。

4. 簡単! ファンデーションが浮いた時のメイク直しテク

○乳液はファンデーションの上から使える!

日中のメイク直しで便利なのが乳液。乳液は油分を含むので、同じ油分のファンデーションによくなじみます。
気になる皮脂汚れがあれば、綿棒と乳液を用意。気になる部分を、乳液をつけた綿棒で軽くなでると汚れが落ち、新たにファンデーションをつけて直せます。

○広範囲のメイク直しには乳液コットン

頰やおでこなど、広範囲の部分のメイク直しには、乳液をたっぷり浸したコットンが使えます。乳液コットンで気になる部分を押さえると、簡単にメイク汚れが落とせるんです。
メイク汚れを落としたら、コンシーラーを指でスタンプを押すようになじませ、パウダーをのせれば綺麗に仕上がります。

○ミスト化粧水だけで保湿はNG

メイク直しや仕事中に乾燥が気になった時、ミスト化粧水を使う方が多いですよね。
しかし、ミスト化粧水だけでは、メイクの上から浸透しにくいため、化粧水の水分が蒸発してしまうのです。
また、水分が蒸発するときに、肌の水分も奪われるため、余計に乾燥が進んでしまいます。
ミスト化粧水を使う場合は、保湿力の高いコラーゲンやヒアルロン酸が配合されているものを使いましょう。
また、仕上げに乳液を薄く肌につけてフタをしてください。少量であれば、メイクの上から乳液を使っても崩れませんし、潤いがプラスされてツヤのある仕上がりになります。

○メイクの崩れ方で肌の調子がわかる?

肌の調子がいいときは、肌の油分が全体にバランスよく浮き出て、自然なツヤのある状態になります。メイクが崩れてもツヤと素肌感が出るので、大掛かりなメイク直しは必要ありません。
しかし、肌の調子が悪いと、部分的に皮脂が過剰分泌します。Tゾーンだけがテカったり、頰のファンデーション浮きが目立つ、肌に触れるとベタつくなど。
メイクの崩れ方だけでも肌の状態がチェックできるので、トラブルに合わせたスキンケアやコスメで肌を整えると良いでしょう。

5. 浮きにくい! おすすめ2,000円以下のファンデーション

○皮脂崩れを防ぐ人気ナンバーワン下地

ソフィーナプリマヴィスタの「皮脂崩れ防止化粧下地」は、皮脂崩れに悩む女子に大人気の化粧下地。
皮脂を吸着しながら、皮脂と混ざらないためにコーティングされた特殊パウダーを配合しています。皮脂を広げず、テカリを出しません。テクスチャーもさらっと軽く、付け心地なめらか。
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  • 皮脂崩れ防止化粧下地
  • ソフィーナプリマヴィスタ
  • 25ml
  • 税抜2,800円
  • 公式サイト

○皮脂を吸着して透明感を引き出す!

オルビスの「エッセンスリキッドファンデーション」は、ファンデーションが皮脂を吸着するとくすむのを防ぐために、二重構造パウダーで皮脂を吸着し、透明感を出します。
時間が経つにつれ、皮脂が出てくすむ肌から、時間が経つにつれ、透明感がアップする肌へ。
また、肌にムラなく伸び、動きが多い部分でもファンデーションが浮くのを防ぎます。ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つ潤い成分が配合されているので、保湿ケアをしながらメイクをするイメージで使えます。
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  • エッセンスリキッドファンデーション
  • オルビス
  • 30ml
  • 税込1,944円
  • 公式サイト

○日本人の肌に合わせて作ったミネラルファンデーション

メイベリンニューヨークの「SPミネラルリキッド ロングキープ」は、肌に優しいミネラル処方のリキッドファンデーションです。
日本人の肌色に合わせて作られているので、自分の肌色に合う色が見つかります。
メイクの仕上がりをキープするミネラル、「パーライト」を配合し、皮脂や汗によるファンデーションの浮きを防ぎ、綺麗な仕上がりを長時間キープ! ミネラルパールによる透明感とツヤのある肌に仕上がります。
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  • メイベリンニューヨーク
  • SPミネラルリキッド ロングキープ
  • 税抜1,900円
  • 公式サイト

6. まとめ

ファンデーションの浮きを防ぐテクや、おすすめファンデーションをご紹介しました。
ファンデーションの仕上がりをキープして、浮きを防ぐためには皮脂対策が重要です。朝の保湿ケア、薄づきファンデーション、そして日中のメイク直しで皮脂対策をして、メイクしたばかりの綺麗な状態をキープさせましょう。

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