女性なのに、髪の毛がすんごい抜けて不安。というお悩みを抱えている方が昨今増えています。深刻な場合だと『何科に行けばいいの?』まで。
女性にとって髪は印象や気分、モチベーションを保つ大切なものの一つなのですが、抜けてしまうという症状はダメージヘアやくせ毛の悩みよりも心配が大きなものですよね。
まずは『どうして抜けるようになったのか』という原因を理解して抜ける前と後、さらにはおすすめの育毛方法を解説していきます。
1.不安な抜け毛の本数と状態
抜け毛がまったくないというのもありえないので、目安としては1日100本ぐらいの抜け毛は大丈夫なラインですが、それ以上になると自然に起こる抜け毛としては多いです。
- 不安な抜け毛の本数目安|1日100本以上
- 抜け毛が細い
- 力ながない
- 毛根に白い球体が付いてない状態
- 白髪・染めていないのに茶色
- 枝毛が多い
抜けた毛をちょっと観察してみましょう。もし抜けた髪の毛が細くて、力がないような様子で毛の根元に白い球体が付いてない状態の場合は、髪の毛に栄養が行き届いていないということです。
健康的な髪の毛でないので抜けてしまっている可能性があります。
毛根の白い球体は毛母細胞(もうぼさいぼう)といい酸素・血流・栄養が行き届くと白い球体となって髪の毛につきます。
2.何科に受診すべき?女性の抜け毛の原因
これまで以上に見たことがない抜け毛は『病気かも?』と不安にもなりますよね。あまりに不安を抱えたまま生活するよりは適切なアドバイスや対策が必要なので原因を確かめていきましょう。
原因①妊娠・出産後・生理不順などの身体の変化→婦人科
女性ならではの身体の変化として、抜け毛が起こりやすいのは、妊娠・出産後・生理不順などのホルモンバランスの乱れで抜け毛が増えてしまう場合があります。
このような場合は、婦人科にまずは相談しましょう。
原因②頭皮のひどいかゆみや炎症など頭皮のトラブル→皮膚科
頭皮のひどいかゆみや、明らかに赤くなって炎症しているや吹き出物などの「頭皮」自体のトラブルによって抜け毛も発生しだした!という場合は皮膚科へ相談しましょう。
原因③精神的なストレスによる円形脱毛症など10円ハゲ→精神科
強いショックを受けたり精神的・心理的なストレスや負担と感じると、円形脱毛症になってしまう人は少なくありません。(10円ハゲと呼ばれることもあります)この症状は幼少の頃から出てしまうという方もいれば、これまで元気でメンタル的にも強いのに、ある日突然ハゲができていたなんてこともあります。
自覚のないストレスの場合は、とりわけ深刻なので自分一人では抱えずにしてほしいので、いきなり精神科というのはハードルが高いと感じる方は、身近な話せる方に相談して見てください。
この場合、仲良い人でなくても頼りになる人、尊敬できる人なんかでもいいと思いますよ。
原因④生活習慣の乱れ、加齢による抜け毛の場合→病気ではないので薄毛治療クリニック
生活習慣の乱れ、加齢による理由で抜け毛や薄毛になる場合があります。
- ダイエット・乱れた食生活
- 慢性的なストレス
- シャンプーが合わない
- 頭皮の加齢
病気が原因でないと病院に行っても医療保険の適応外になってしまうか、診断を出すのが難しい場合があります、なので抜け毛で悩んでしまう人のほとんどが『どこに行ったらいいのかわからない』と悩みを重ねてしまうのです。
ですが、自分自身でその抜け毛が、生活習慣での乱れや加齢のものなのか、病気の症状の一つなのかを判断することはできません。まずは一度、病院で診断を受けることを基本的にはおすすめします。
その上の診断や検査を元に『病気ではなく治療の必要がない』と感じたとき、薄毛治療専門のクリニックに頼るのがおすすめです。
3.薄毛治療専門クリニックの選び方
病気ではなく、生活習慣・加齢などが原因の女性の薄毛を専門知識の上でよくしていきたいという場合は、専門のクリニックがおすすめ。
通常の病院との大きな違いは保険適用外で自由診療だということです。自由診療なので治療費は病院よりは高くなってしまいます。なので『専門クリニックだから安心』と考えず、自分との相性やサービスの質を重視するのがおすすめです。
- 先生と自分の相性
- 先生の治療方法への納得度
- 無料カウンセリングで不安要素がどのぐらい解消できるか
- 金額が無理なものではないか
薄毛治療を専門のクリニックで行う場合は、金額・対応の良さ・通院の加減なども入れるのがおすすめです。
4.女性におすすめの育毛方法
女性の抜け毛・薄毛の種類はびまん性脱毛症というものなので、男性の薄毛、「男性型脱毛(AGA)」と違うので、男性の育毛アイテムでは改善できません。
女性に多いびまん性脱毛症とは
びまん性脱毛症は男性型脱毛症(AGA)の女性版とも言われていて近年、コンプレックスの一つとして悩んでいる人が急上昇しているのです。
髪の毛全体のボリュームがダウンし、一本一本の毛が細くなっていくのが特徴で、生え際がうっすらと地肌が見えてきてしまいます。びまん性脱毛症は20代・30代の女性でも起こることで加齢とともにと言うわけではありません。
①睡眠をとり成長ホルモンを促す
育毛にとって基本的に必要になるのが成長ホルモンの分泌。毎日の習慣で簡単にも見える睡眠時間ですが、睡眠の質にまでこだわらなければ本当の意味での改善にはならないところがミソです。
寝不足になると活性酸素が増えてしまい、健康的な頭皮環境を保つのが難しいのです。寝る前4時間前に食事は終えて、リラックスした状態で眠りにつくように心がけましょう。
②シャンプーの仕方をおさらいし育毛シャンプーも検討
シャンプーするときは頭皮のことをちゃんと意識してあげましょう。毎日のだから、適当に済ませがちなシャンプーなのですが、見直すことで大きな改善にできますよ!
- 洗う前にブラッシングして髪のほつれを解く
- 湯シャンしながら頭皮についたチリやゴミを落とす
- シャンプーはしっかり泡立ててから髪につける
- 生え際・襟足・耳のまわりは洗い残しが多いので丁寧に
- 頭皮をマッサージするようにゆっくり洗う
- すすぎは入念に行う
丁寧な洗い方をマスターしたらいよいよシャンプーを選んで行きましょう。育毛重視向けのものを検討してください。育毛シャンプーは年々増えているので成分・洗浄力・洗浄成分に注目して選ぶのがおすすめです。
育毛シャンプーは優しい洗浄成分がおすすめ|セルキュレイトスカルプシャンプー
200ml 2700円 出典:公式サイト
頭皮に優しいアミノ系洗浄剤を配合したマイルドなノンシリコンシャンプー。天然由来の和漢植物成分が髪へ浸透します。頭皮と髪に負担をかける成分を排除した無添加シャンプー。お得サイズの500mlもありますがまずは試しに200mlがおすすめです。
③食事はビタミンB群・ミネラル・タンパク質を積極的に摂る
抜け毛に悩む方に不足しがちな栄養素は、ビタミンB群・ミネラル・タンパク質です。
この3つの栄養素が不足することで体内の酵素の働きが低下し毛髪を作り出すことができないのです。食事のメニューを改善することが理想的なのですが、正直生活を変えること自体なかなかできない方が多いので、簡単で誰にでもできるサプリメントを今回はおすすめします。
※ビタミンB群の過剰摂取は副作用が心配されます。妊娠を計画している方や妊娠中の方はかかりつけの医師に摂取を必ず相談してください。専門医のアドバイスを必ず求めてください。
1日4粒で半日分のマルチビタミン(11種)ミネラル6種類
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女性に人気のプロテイン!タンパクオトメ
出典:たまちゃんショップ
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サプリメントはあくまで補助食品。不足しているなと感じている栄養素を補う程度に活用すると気負いが少ないです。ただ続けないと意味がないので最低でも2ヶ月は継続するようにしてください。
④頭皮にダイレクトに栄養を与える
ひとつの毛根から毛が生えて、抜けるまでのサイクルには制限があり、平均で25回ぐらいと言われているのですが、その1回は4年から7年と幅があるのですが、この差はいかに頭皮の状態をよくしておくかが重要なんです。
つまり、髪の毛を長い間生やさせるためには頭皮の環境が大切になってきます。最近薄毛や抜け毛が異様に気になる!という方は頭皮にダイレクトに栄養を与えることをしてあげましょう。
髪の成長サイクルの乱れをリセットしてくれる育毛剤|セグレタ
頭皮につけることで抜け毛を防ぎ髪を作る期待ができるアイテムで、寝る前につけるのがおすすめです。薄毛が気になってきて、抜け毛を早い段階で対策していきたいという方には特におすすめです。
出典:公式サイト
女性専用の育毛アイテムは年々増えてきています。市販のアイテムを使っていても改善されない、もう自分の力では手に負えない!というところまできているところはやはり専門クリニックを検討してください。
『女性はハゲない』と固定概念に囚われている方もまだまだ少なくないので人に相談しにくいと感じがちですが、多くのヘアケアアイテムや自由診療ではありますが専門クリニックもかなりの勢いで増えてきています。
そういった機関やアイテムを早め早めに取り入れていくことが改善への一歩になるのでぜひ参考にしてください。
5.まとめ
あったはずの髪の毛が薄くなっていくのはとても悲しい気持ちになりますよね。薄毛や抜け毛の不調や変化には原因が必ずあります。まずは原因を理解して、できることから取り入れていきましょう。