『おでこ広くなってない?』と不安になってきた方、もしかしたら前髪の生え際部分が後退してきてしまっているのかもしれません。
前髪を伸ばして前に垂らしているような髪型以外はおでこを常に見せている状態なので、生え際部分の髪の毛が薄くなったり、完全に抜けていくことでどんどん薄毛が進行してしまいます。
鏡を見るたびに生え際が気になり『このままハゲるんじゃないか』と不安は大きいですよね。抜け毛や薄毛の対策ですぐにおこなえることは頭皮ケアしかありません。
そこで今回は、生え際が後退する原因とおすすめの対策方法をまとめました。
生え際の後退は男性に多いので今回は男性に焦点を当てた内容になっています。
1.自分でできる生え際診断
まずは生え際が本当に後退しているか自己診断をしてみましょう。おでこが広く見えただけでただの勘違いだったという場合もあります。
次項では、生え際と後頭部の状態によって、薄毛がどのぐらいまで進んでしまっているのかがわかる自己診断です。これはハミルトン・ノーウッドスケールと呼ばれている方法です。
ハミルトン・ノーウッドスケールは男性パターンの脱毛を測定する方法なので参考にしてみてください。参照・引用:http://scalppigmentationflorida.com/
- レベル1:脱毛の目に見える兆候のない完全な頭髪。
- レベル2:髪は頭の前頭部の周りを後退し始める。
- レベル3:毛は、正面および側頭領域に深く後退する。レベル2と同じパターンですが、より目立ちます。
- レベル4:ヘアラインは、正面および側頭領域で大幅に後退した。頭頂部領域で脱毛症が見られるようになり始めています。
- レベル5:レベル4と同じ禿頭のパターンですが、髪の密度が低下します。
- レベル6:頭皮の2つの時間的領域を一度結ぶ毛のストリップはもはや見えない。
- レベル7:髪は頭皮の後頭部領域までずっと後退しており、側頭部領域に
は髪がなくなっています。
男性特有なのは、生え際の後退が進むにつれ頭頂部も薄毛が進行しやすいことです。日本では『M字にはげてる』とも言われます。
このM字におでこが薄毛になってしまうのも、髪全体が薄毛になってしまうのも原因と対策は実は同じでなのです。
2.生え際が後退する原因
おでこの生え際や髪全体が薄毛になってしまうのをAGA(男性型脱毛症)と言います。男性ホルモンが原因で髪の成長サイクルが乱れ結果薄毛になってしまうのです。
このAGA(男性型脱毛症)の原因はさまざまななのですが、その中でもよく言われている原因を知っておきましょう。
①頭皮環境の悪化
髪の毛が生える頭皮の環境が健やかでないと、抜け毛は異常に発生してしまいます。頭皮環境を気にしたことがないという方も多いかもしれませんのでどんなことが頭皮にとって悪影響なのかチェックするポイントをまとめます。
- 特にシャンプーは質にこだわらず安さのみで選ぶ
- 頭皮マッサージを特にしない
- 感想をしても対策をしない
- 髪が痛んだり、パサパサでもそのまま
- 髪のダメージや頭皮にかゆみを感じるが対策できてない
など、頭皮や髪の悩みを改善できていないと健康な髪にはなりません。色々試しているが改善されていない場合は、方法が間違っていたり、頭皮の肌質にあっていない場合も考えられます。
②アルコール・喫煙
適度なアルコールや・喫煙ならば大きく症状を悪化させることはそこまでありませんが、『少しも影響がない』ということにはなりません。
アルコール・喫煙がなぜ薄毛の原因になるのかとゆうと、
- 血流を悪化させること
- 体の酸化を早めてしまうこと
にあります。ほぼ連日の飲みすぎや喫煙のしすぎは、生え際の後退や頭頂部の薄毛を気にしている方におすすめはしません。
③ストレス
ストレスは様々なよくないことを引きをこし、薄毛を進行させます。
- ホルモンバランスが崩れ毛周期が乱れる
- 血行不良で髪が栄養不足に
- 不眠で髪が成長しない
ストレスによって夜眠れないという方は少なくありません。これはストレスの根源を改善・解決しなければならないので簡単な話ではありません。
④栄養バランスの乱れ
健康な髪を育てるには栄養が必要です。亜鉛・タンパク質などが極端に不足していると、細くてハリのない髪ばかりが増えてしまいます。
⑤遺伝
必ずではありませんがAGA(男性型脱毛症)は遺伝する可能性があります。これはAGA(男性型脱毛症)になりやすい遺伝しを持っているかどうかで、発症するかは絶対というわけではありません。
特に母親の方の遺伝子の影響が強いと言われています。『遺伝ならしょうがない』と思いがちですが、対策方法は遺伝だったとしても同じです。
生え際の後退の原因として5つをあげてきました。
- ①頭皮環境の悪化
- ②アルコール・喫煙
- ③ストレス
- ④栄養バランスの乱れ
- ⑤遺伝
③ストレス以外は、改善をするのは個人によって内容が変わってきてしまいます。次項でお伝えする対策方法としては、頭皮環境・栄養バランスでの対策方法を解説していきます。
3.頭皮環境を整えて生え際の後退を対策する方法
異常な抜け毛は、頭皮環境の悪化が一つの原因です。頭皮環境を今よりも健やかにすることは、育毛サイクルを正常に戻すことにつながります。
①スカルプケアシャンプーを使う
近年スカルプケアシャンプーが増えてきています。それは抜け毛で悩む人が増えており、求められているという背景もあります。
『スカルプ=頭皮』の意味なので、薄毛や生え際が気になっている方は、こちらを選ぶことがおすすめです。
スカルプケアシャンプーがこれまでの普通のシャンプーとどう違うのか3つの特徴があります。
⑴頭皮に優しい洗浄成分が使用されている
これまでの普通のシャンプーは、洗浄成分が強すぎるものが使用されている可能性が高いです。洗浄成分が強すぎるとは、必要は皮脂成分まで洗い流せてしまい、頭皮が乾燥してしまったり、健康な毛も抜けてしまうことがあるんです。
頭皮環境を健やかに保つためには、シャンプーの洗浄成分をチェックすることは必須項目だと思います。
⑵保湿成分が配合されている
頭皮の乾燥が抜け毛を進行させ・フケ・かゆみの原因に。それをカバーする保湿成分に力を入れているのがスカルプケアシャンプーの特徴です。
⑶育毛成分が配合されている
スカルプケアシャンプーにもよりますが、中には独自の育毛成分が配合されている場合もあります。
スカルプケアシャンプーといっても一定の決まりがあるわけではないので、中には育毛成分が入っていなくともスカルプケアシャンプーをうたっているものもあります。
②頭皮マッサージを心がけ血行促進をする
健康な髪を保つには血行は重要なこと。血行を促進させることで、頭皮の老化を食い止め、白髪・抜け毛の防止につながるかもしれません。
髪の毛自体血液から栄養を絞り込んでいるので、血行を促すことで頭皮の老化対策としては様々な研究で理にかなっているとされています。
お風呂に浸かりながらや髪を洗うとき、ブラッシングする時など頭皮マッサージをする機会はあるので積極的に行なっていきましょう。
③頭皮ケアが同時にできるブラッシングを購入する
毎日行うブラッシングで頭皮環境のケアがすることができます。
シャンプー前に髪をとかして不要な抜け毛を整えておくことで、シャンプー時の摩擦を抑えることにもなりますし、動物の毛のブラッシングを使うと髪への艶や潤いをプラスすることへつながります。
- 猪毛|硬い髪の人・艶が欲しい・毛量が多い人
- 豚毛|敏感肌の人・髪質が柔らかい
- 馬毛|コシがない髪におすすめ
もしプラスチック製だったり、使い捨てのものを使用しているのならば、価格帯は2000円程度のものでもいいので、動物の毛を使用したものを購入するのがおすすめ。
④睡眠をたっぷりとる
睡眠時間を確保することが頭皮ケアにつながると思っている人はまだ少ないかもしれないが、眠っている時間帯に分泌される成長ホルモンが健康な髪を保つためには必須です。
成長ホルモンとは
成長ホルモンとはヒト成長ホルモンという脳内分泌されるアミノ酸ホルモン。骨・筋肉の成長を助け代謝のコントロールをしてくれる働きがあります。
成長ホルモンを十分に分泌できれば毛根細胞の働きが活性化し、発毛の促進につながります。
血行促進効果も期待できるので髪を作る細胞により多くの栄養を届けることへもつながります。
⑤タンパク質を積極的に摂る
髪の毛自体の栄養になるのがタンパク質。健康的な髪の育成には、タンパク質が必須です。
髪の毛を形成すると言われている『ケラチン』はタンパク質です。鳥のむね肉や乳製品などの食材で積極的に摂ることがおすすめです。
極端なダイエットなどで野菜しか食べないや、タンパク質抜きダイエットなどをしている場合、髪を作る栄養が不足しがちです。
- 卵
- 乳製品(牛乳やチーズなど)
- 鳥の胸肉
- 魚
アレルギーがない方ならば、比較的に食べやすい食材なので意識して摂るようにしていきましょう。
健康な髪の毛にはタンパク質だけが必要というわけではないので栄養の偏りにも気をつけましょう。
4.まとめ
一度、髪が抜けて目立ってきてしまってから、改善をするとなるととても時間もお金もかかってきます。生え際の後退は少しでも早い予防=頭皮ケアが大切です。『将来の髪の毛が不安』という方はスカルプケアシャンプーを選ぶところからぜひはじめてみてください。