「お肌の曲がり角は25歳…」なんていう説もありますが、エイジングを実感し始めるのは 30代後半~40代ではないでしょうか。
ほうれい線が目立つようになってきた、小じわが大じわになっている(泣)など、気になる部分が出てきますよね。こんな風に、お肌の変化を感じたら、使用中の化粧品を見直すタイミング!今の自分の肌を、サポートしてくれるものにチェンジして、年齢に合ったお手入れ方法に変えていきましょう。
40代以降で気を付けたい化粧品選びのポイントや、取り入れたいスキンケア方法をご紹介します!
1.40代 肌悩み別 選ぶべき化粧品のポイント
お肌のパワー不足を感じ始める40代は、肌機能をサポートする基礎化粧品と、肌悩みに合わせたスペシャルケア(美容液・クリームなど)を組み合わせるのが、美肌への最短ルートです。
1-1.しわ・たるみ(エイジング)
目の周り、口元のしわ、ほうれい線が目立つようになってくる40代こそ、日常的にエイジングケアできる化粧品を取り入れるべき!美容液やクリームをプラスアルファで使うよりも、基礎化粧品から自分の年代に合ったものにしたほうが効果的です。
ターゲット年齢で選んでも良いですし、欲しい効能・効果がある美容成分が入ったものを選ぶと良いでしょう。
1-2.肌荒れ(ホルモンバランス)
20代、30代はクレンジング不足や生活の乱れが肌荒れに直結していましたが、40代ではこれらに加え、ホルモンバランスの乱れも大きく影響してきます。
肌がデリケートに傾きがちなので、優しい使い心地で、しっとり保湿できる基礎化粧品を選びましょう。特に、クレンジング・洗顔料はうるおいがキープできるものを。
食事・睡眠だけではなく、ホルモンバランスもサポートできるようなサプリメントや食材を取り入れて、体の内側もケアしていきましょう。
1-3.シミ・ソバカス
一度できると消えにくいシミ・ソバカスですが、基本のお手入れでも美白を意識していきしましょう。これ以上濃くなるのを防ぎ、新たなシミ・そばかすができるのを防げるようになります。
基礎化粧品の美白ラインを継続使用することで、くすみや顔の色むらも改善しやすくなります。エイジングケアが同時にできるメリットも。
1-4.くすみ・ざらつき
40代以降は角質ケアを取り入れるべき!年齢と共にお肌の新陳代謝がスムーズにいかなくなるため、角質がたまりやすくなります。その結果、透明感が失われ、毛穴の目立ち・ざらつき・ごわつきなどが発生し、化粧のりも悪くなってしまいます。
角質ケアは、ふき取りタイプや美容液、パックなど方法はさまざまなので、自分に合うものを週1回~取り入れると良いでしょう。同時にクリームやマッサージなどで、肌を柔軟に保てれば理想的です。
2.40代から学び直す肌と化粧品の関係
お肌の土台作りをサポートするのが基礎化粧品です。メーカーやブランドによって基礎化粧品の使い方は異なりますが目的は同じです。スキンケアの主な役割はお肌の「洗浄・整肌・保護」。
多くの化粧品ブランドがクレンジング・洗顔料・化粧水・乳液・クリームをラインで製造しているのはこのためです。
お肌の土台をつくり、理想的な美肌をつくるうえで欠かせないのがこの基本ステップです。
<基礎化粧品の役割>
- 洗浄(クレンジング・洗顔)=メイクや肌そのものを洗浄し、清潔な状態にすることがクレンジング・洗顔料の役割。
- 整肌(化粧水)(Ph調整)=洗顔後の水分が奪われた肌に水分を補給し、お肌のコンディションを整えます。
- 保護(乳液・クリーム)=化粧水で与えた水分の蒸発を防ぎ、外的刺激からお肌を保護します。クリームは美容成分を肌に浸透させていく効果も。
この基本のスキンケアがきちんとできていれば、お肌のバリア機能(=水分と脂分でできる皮脂膜)が整い、肌トラブルを防ぐことができ、理想的な肌状態が維持できます。
2-1.40代の肌状態
しかし、40代前後では皮脂の分泌量も減り、肌内部の水分キープ力もダウン。肌の生まれ代わりのリズムであるターンオーバーも、20代よりグンと遅くなります。
そのため、基礎的なスキンケアも、20代・30代と同じものでは物足りなくなってきます。さらに、エイジングサインが気になってくると、そこに特化したスペシャルスキンケアをプラスしたほうが若々しいお肌をキープできます。
つまり、肌機能そのものがパワーダウンしてくるため、底上げするための基本のお手入れを年齢に合うものにすること、エイジング対策としてスペシャルケアを取り入れる、この2点が必要になってくるのです。
3.40代 肌悩み別 おススメコスメ
悩み別に、単品でも取り入れることができるスペシャルケアコスメなら、手軽にエイジングケアをスタートできます。最低でも1個は使い切ってみましょう。また、エイジングケアは続けることで、効果がでやすくなります。
3-1.たるみ・ハリ・弾力:Obagi ダーマパワーX リフトクリーム
メーカー:ロート製薬 価格:10.800円(税込)
オススメポイント:肌の内部にあり、ハリ・弾力を保つコラーゲン・エラスチン。
加齢とともに生産量が減少していくため、何もしないと、たるみ・くすみ・ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。このコラーゲン・エラスチンにアプローチできるクリームなら、塗っている間にお肌のリフトアップをサポート。
保湿効果も高く、朝夜使えます。同シリーズで美容液やアイクリームなどエイジング対策コスメが豊富です。エイジングケアをしたいけど、何から使っていいかわからない!という人にもまず、おススメです。
3-2. 乾燥・パサつき・毛穴:コスメデコルテ 化粧液
出典:コスメデコルテ公式
メーカー:コーセー 価格:10,000円(税抜)
オススメポイント:「モイスチャーリポソーム」としてロングセラーを誇る保湿美容液です。
洗顔後、すぐに肌に馴染ませることで、保湿美容成分が肌内部に浸透し、ふっくらした肌に整えます。肌のうるおい力をサポートするので乾きにくい肌状態に。外気の影響や空調で潤いバランスが崩れやすい人におススメです。
3-3.くすみ・キメの乱れ・乾燥 :ソフィーナボーテ iP 美活パワームース
出典:ソフィーナ公式
メーカー:花王ソフィーナ 価格:ノープリントプライス
オススメポイント:毛穴より小さいマクロバブル(炭酸)が肌に入り込み、なめらかでしっとりした肌に整えます。洗顔後すぐ、肌に抑えるようになじませて使います。次に使う化粧水や美容液の浸透を高めるので、化粧品の効果が出やすくなります。継続使用することで、毛穴が目立ちにくくなり、透明感UPの効果も期待できます。
3-4. 乾燥・エイジングケア・ごわつき:THREE コンディショニングSQオイル
出典:THREE公式サイト
メーカー:THREEE 価格:11,000円(税抜)
オススメポイント:エッセンシャルオイルや植物性オイル配合の美容オイル。乾燥が進んでいる人や、乳液・クリームでは物足りない人に向いています。
ナイトケアに取り入れることで、じっくり潤いを浸透させていきます。オイルなので肌を柔らかくする効果もあるので、化粧品の浸透が良くない時にスペシャルケアとして取り入れても◎。マッサージオイルとしても使えます。
4.40代 肌悩み別 選ぶべきメイクアイテムのポイント
スキンケアで素肌のケアをしたら、メイクアイテムも40代にふさわしいコスメをプラスしましょう。ポイントは「ツヤ」と「明るさ」です!
4-1.ベース編(ツヤ)
カバー力のあるファンデーションをたっぷり塗ってしまうと、若々しさも半減。ファンデーションは薄づきにして、シミ・クマはコンシーラーでポイントカバーしましょう。
40代こそ、カバー力よりもツヤのある肌に仕上げるよう意識しましょう。
下地をパール入りのものにしたり、リキッドファンデやクッションファンデを使うと自然なツヤ肌がつくれます。
4-2.ポイントメイク編(シアーな発色)
まぶたのくぼみや、くすみが気になり始める40代は、ポイントメイクも発色の良いクリアなカラーを選びましょう。定番のブラウンアイシャドウや合わせやすいダークグレイなども、色によっては目元を暗く見せてしまいます。チーク・リップもあまりに肌になじんでしまうと、メリハリがなくボヤッとした印象に…。
シアーで透明感のあるカラーを選び、顔全体を明るく見せていきましょう。
5.憧れ40代芸能人の美肌ポイント
大人の女性らしい美しさを放つ女優さんたちは、年齢も気にならなくなるほど。できれば私達もそうありたいものですよね。女性からの人気も高い40代のお二人から、キレイのポイントを学びましょう♪
5-1.井川遥さん
出典:FMG公式サイト
男性人気の高い井川遥さんは、ふんわりと柔らかそうなお肌が魅力的ですよね。血色がよく、健康的な顔色も若々しく見えるポイントです。定期的なマッサージで、血行を促進して老廃物を溜めないことで、イキイキとした素肌に整えることができます。
井川さんのようにピンクベージュの口紅が映える肌を目指したいですね!
5-2.板谷由夏さん
スタイリッシュで大人の女性らしい雰囲気に憧れる人も多い板谷由夏さん。
出典:アミューズ公式サイト
たるみやむくみを感じさせない、すっきりしたフェイスラインが美人顔を引き立てています。リフトアップ効果のある美容液やクリームでのマッサージを習慣にすると、シャープなフェイスラインを保てます。メイク派ハイライト&シェ―デングでメリハリをつけて。
6.40代こそ取り入れるべきスペシャルコスメ
毎日のスキンケアにプラスアルファとして取り入れたいのがスペシャルコスメ。基礎化粧品だけでは難しい、悩みに対しての積極的なアプローチができます。
6-1.クリーム・ミルククレンジング
どんなに化粧水や保湿液を使っても乾燥する、キメが乱れてきた、しわが深くなってきた、こんな悩みがある人は、クレンシングを見直してみましょう。特にW洗顔を続けていると、洗浄力が高い分、必要な潤いも落としてしまっている可能性があります。
クリームやミルクタイプのクレンジングは、肌にやさしく、潤いを残しながらメイクを落とせます。商品によってはふき取りタイプもあるので、しっとり感を保ちつつ使えるものも。
乾燥が気になる人は、クレンジング・洗顔を見直しましょう。
6-2.美容液
40代こそ、肌悩みに特化した美容液をとりいれたいもの。
基礎化粧品だけでは補えない、肌悩みへのアプローチができます。例えば、たるみ・ツヤなど若々しさをキープしたいならエイジング美容液、シミ・ソバカスケアなら美白美容液、しわ・ほうれい線対策にリフトアップ美容液などをプラスすると、よりダイレクトにアプローチできます。化粧水だけでは乾燥する人は、保湿美容液を取り入れると良いでしょう。
6-3.クリーム
乳液は使っても、クリームはちょっと…という人も多いはず。ところが、肌機能が衰え始める30代以降は、毎日のお手入れにクリームを取り入れるべき。保湿だけではなく、肌を柔らかく保ち、スキンケアの効果が出やすい肌に整えてくれます。
また、美容成分入りのものならじっくり肌に有効成分を届けるので、肌機能の回復をサポートしてくれます。
ベタつきが気になる人は、使用感が軽いものを選べばOK。夜だけでもとりいれることで、お肌の状態が変わってきます。
7.まとめ
40代でのお手入れこそ、50代、60代の肌状態を決めるターニングポイント。年齢を重ねても明るく若々しい肌でいるために、基本のお手入れを大切にしていきましょう。次々登場する新しい化粧品にもアンテナを張って、スキンケアも楽しんでいきましょう。